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夫婦

2015.09.04

ご飯すら炊けない夫の『家事育児スキル』をママ並みに上げる方法

ご飯すら炊けない夫の『家事育児スキル』をママ並みに上げる方法

パパがもう少し家事や育児の手伝いをしてくれればもう少しラクになるのに…」と、思ったことはありませんか?
中には、これまでにも何度か教育しようとしたものの、まるでセンスがなくて諦めてしまったという人や途中で喧嘩が勃発し、それ以来期待していない。という人もいるかもしれません。

しかし、いつも忙しいママにとって、パパの協力は必要不可欠。家事や育児を「外注」するよりは、パパになんとか動いてもらいたいはず。

そこで今回は、結婚当初はお米の研ぎ方ひとつ身についていない、料理を作らせれば激マズ、掃除洗濯などのスキルも最低レベルだったわが夫が、今ではママ並みいやそれ以上の能力を発揮できるようになったその育成方法をご紹介したいと思います。

あきらめないで!できない夫ほど可能性がある!

現状なにもできない、そもそもやる気がない夫だからと言って、諦めるのはまだ早い! ママの工夫次第でパパはどうにでも変わってくれます。
なにもできない状態は一見デメリットのように感じますが、なにも身についていないゼロからのスタートだからこそ、ママのやり方に反発することなくそのまま覚えてくれ、やり方を巡る無駄な衝突もありません。

パパに家事育児スキルを身につけてもらうためのママの心得は次の4つです。

1、監督しない

パパが頑張って作業をしている様子を監視するようなことはやめましょう。心配なのはわかりますが、常に横で見られながらの家事や育児なんて楽しくありません。

姑が常にあなたの横に立ち、家事の様子を見ているのを嫌だと感じるのと同じことです。家事や育児に関しては、ママの方ができるのが当たり前なので、ついつい上司や監督のような振る舞いをしてしまいがちですが、それがパパのやる気をなくさせる大きな原因です。

2、任せる

子どもは特に「パパじゃなくてママがいい」と泣き喚くことがあります。そんな時でもママは絶対に手を差し伸べてはいけません。そもそもママとパパでは、子どもと一緒にいる時間の長さが違うのですから、子どもだってパパにお世話をされるよりもママの方がラクなはず。

でも、それではいつまでたっても現状は変わりません。心を鬼にして、パパと子どもが向き合い、お互いを理解し合えるまで待ちましょう。

3、あせらない

ママのように要領よくできないのは当然だと思っておきましょう。ツメが甘かったり、ムラがあったりというのも仕方がないこと。パパが家事育児を日常だと感じるようになるまでは、焦らず、叱らず、見守るという姿勢が吉です。

4、感謝する

「パパからありがとうなんて言われない」と思うかもしれませんが、それはママも同じかもしれません。自分も言わないから相手も言わないだけではありませんか?
お皿を一枚洗っただけでもママが積極的に「ありがとう」を言い続ければ、家の中で「ありがとう」という感謝の言葉が飛び交うようになります。

具体的な方法は?

1、まずは一緒にやり、お手本を見せる

掃除や洗濯、子どものお出かけの準備などもすべて、最初は一緒に行うようにしましょう。どんな風にやっているのか、お手本を見せ、それを覚えてもらいます。

2、ルールを決めて、見える化する

例えば子どものお出かけ準備の場合、必要なものはすべてリストアップし、見える位置に貼っておきましょう。パパにはそれを見ながら準備してもらうようにしてください。他の家事についても、絶対やってほしいことや、順番があるのなら、手順を書いたものを見える位置に置いておきます。

自分ルールを押し付けるだけでなく、パパから「こうした方がいいんじゃない?」と提案があった時は、積極的に受け入れてあげましょう。

3、「ママより得意」なことを1つつくる

「シチューだけは作れる」「子どもの歯磨きだけは得意」などと、パパが上手にできることを一つずつ増やしていくことがスキルを上げていくコツです。さらにポイントは、パパが得意なことをやったら必ず「すごい」「おいしい」「さすが」などと大喜びし、自信をつけてもらいましょう。

4、パパだけ休ませない

仕事から帰ってきたパパにビールを渡し、ゆっくり寛いでもらっていませんか? それが決して「ダメ」なわけではありませんが、家事育児を日常的にやってほしいと思っているのなら、パパだけ休むという状況をつくるのはNGです。

「私もパパと一緒にゆっくりしたいから、さっさと片付けちゃおう!」と、まずは家事育児に巻き込むこと。終わってから二人で一緒に休むようにすることで、パパのスキルも上がり、夫婦二人の時間も生まれます。

5、極めつけは「パパがいないとやっていけない」というしおらしさ

慣れないことを一生懸命頑張ってくれているパパに対して、ねぎらいの言葉は必須です。まだまだ家事育児をしない男性が多い中、変わろうとしてくれているなんてありがたいことですよね。

「パパがいてくれるから毎日幸せ」「パパがいない生活なんて考えられない」と恥ずかしいセリフもきちんと言葉にしてあげましょう。そんなママのしおらしさが、パパをさらにやる気にさせます。

結果としてどう変化した? メリットは?

パパを育てるというのは、子どもを育てるより面倒だと感じることも正直あります。

しかし、パパが家事育児を当たり前のようにするようになったことで、ママの負担が軽くなり、仕事や好きなことに集中する時間が確保できるようになっただけでなく、子どもと二人でのお出かけや留守番も心配無用。パパと子どもの絆も強くなり、パパもこれまで以上に子育てに関心が持てるようになりました。

いかがでしたか? どちらか一方だけに負担がかかるのは、その人の笑顔を失わせる原因にだってなってしまいます。せっかくのご縁で結ばれた夫婦なのですから、大変なことは2人でシェアしたっていいのではないでしょうか。あなたも根気よくパパを育てみませんか?

PHOTO/kevinschmitz

ニシダカオリ

ニシダカオリ

1986年生まれ。1歳女の子のママ&フリーライター。大学卒業後、自動車メーカーに就職したものの結婚を機に退社、フリーライターに。現在はWEB媒体を中心に執筆活動中。じっとして...

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