500人の主婦に聞いた！気になるみんなの貯金へそくり事情は？

子どもが小さいうちは幼稚園や保育園代などもかかるし、かといってママはなかなか出産前のように働くのが難しい。貯金がしたくても、思うようにお金が貯められない方も多いのではないでしょうか？

そこで気になるのが、お隣の貯金事情！　でもママ友に「旦那さんの収入は？」「貯金は毎月いくらしてる？」なんて気軽に聞けませんよね！

今回mamaPRESSは、女性向けクラウドソーシングサービス「Woman＆Crowd」の協力のもと、20代から50代の主婦、計500人に貯金に関するアンケートを実施しました。その気になる結果を発表します！

約7割の家庭が一ヶ月の手取り世帯収入『35万円以下』と回答！

今回のアンケートは、30代女性が53％と一番多く、次いで20代が23％、40代が20％、50代が4％という構成。子どもの有無については、74％があり、22％がなし、4％が妊娠中となっています。

それではまず世帯収入から見ていきましょう。今回は一ヶ月間の手取り世帯収入を調査しました。

一番多いのが＜25万円以上35万円未満＞で35％、次いで＜15万円以上25万円未満＞が29％、＜35万円以上50万円未満＞が21％となっており、世帯収入が35万円以下の家庭が約7割を占めていました。

最も収入の多い世帯で＜65万円以上80万円未満＞、全体のわずか1％のみでした。

＜15万円以上25万円未満＞は専業主婦の家庭が多く、それ以上のところは共働きの家庭が多いのではないでしょうか。

毎月どれくらい貯金している？その目的は？

世帯収入のうち、貯金に回す割合

世帯収入のうち貯金に回す割合はというと、10％未満と答えたのが約6割。一番多い世帯収入の場合で計算してみると、月々2万5千円～3万5千円くらいが無理なく貯められる金額のようですね。

現在の貯金の総額はいくらくらい？

現在の貯金の総額は、＜100万円以上250万円未満＞が29％と最も多く、その次に＜50万円未満＞が25%。 250万円以上貯められているのは、全体の約3割という結果。ちなみに1,000万円以上貯めている方は6％のみ。ぜひその秘訣を知りたいですね！

貯金をする目的はなに？

貯金する目的として一番に挙がったのは、やはり『子どもの養育費』！　現在は幼稚園から大学まですべて公立でも1,000万円、すべて私立だとなんと2,000万円はかかるといわれています。塾などの習い事をするとさらにかかる計算になりますね。みなさん、そのために意識をしっかり持っているようです。

養育費に次いで、『緊急時や老後の備え』として貯めているという方が多いようです。資格取得、起業や独立準備など、自分のために貯金している人はごく少数でした。主婦がキャリアアップのためにお金を使うのは難しいという現状が明らかになりました。

おすすめの貯金方法、教えて！

では、主婦の方々は具体的にどうやって貯金をしているのでしょうか？

給料日に全額おろし、封筒に目的別に小分け。その中に「毎月の貯金」というものもあります。毎月の最低貯金金額50,000円を入れておき、できるだけ触れないように。(緊急時は可)
貯金専用の口座を作り、毎月の締め日に、無理なく残った分を貯金しています。

やはりあると使ってしまうのが人間の性ですよね。お給料が入ったらまず先に貯金に回す、自動引き落としにする、というのが鉄則！ 「少しでも残った生活費は使わずに貯金に回す」「児童手当は手を付けずに貯金する」という方も多かったですよ。

そして500円玉貯金など小銭貯金をおすすめしている方も多く、コツコツ貯めていくのが無理なく続けていける秘訣のようです！　まさに塵も積もれば山となる、ですね。

また、貯金以前の問題として、
・「欲しいと思ったものはすぐに買わずネットで安く買えないか調べる」
・「買うときに迷ったら買わないというのを徹底する」
・「そもそも不必要なものを買わないようになるべくコンビニには行かない（特に子どもと一緒に！）」
・「カードは極力使わない」
・「家庭菜園をしたり、化粧品を手作りしている」
・「リサイクルショップを利用する」
・「お腹が空いているときは買い物に行かない」
など、節約を日々意識して行動しているところはさすが主婦のみなさんですね！

意外とみんなしている！驚愕のへそくりデータ

みんなのへそくり額はいくら？

家族に秘密でへそくりをしている主婦がなんと全体の約4割もいました！
その額は＜50万円未満＞が52％と一番多く、その次に多いのが＜50万円以上100万円未満＞で全体の19％。250万円以上ある方は合わせて15％もいるようです！

参考になるかも？　へそくりの隠し場所

へそくりは「特に隠していない」「定期預金している」という声も多いものの、中にはこんなところに隠している人も！

・自分の下着が入っているタンスの一番奥
・本棚の本の隙間
・普段あまり使わないバックの中に入れ、押し入れにしまってある
・ペットケージの下
・冷蔵庫の冷凍室にジップロックに入れてしまっている
・婚礼箪笥の和箪笥の隠し引き出しの中、外からは絶対にわからない

などなど、驚きの隠し方法も！　家族に見つからないように厳重に管理している主婦の方も多いみたいですね！

へそくりをするようになった理由、目的は？

「ほしいものがあったから」「自由に使えるお金がほしいから」といった自分のためのへそくりはもちろんのこと、「自分の身に何かあったときのため」「家族のため」「主人の誕生日プレゼントをサプライズで用意するため」と、家族のことを思ってへそくりを始めた方もたくさんいました。

でも中には夫に対するこんな不安からへそくりをしている人も…。

夫の預金だけだと不安に感じて始めました。主人が以前は浪費家で、貯金をしておらず、稼いだ分は使うという考え方だったので、秘密で貯金をするようになりました。

結婚して以降、ときどき主人とは考え方が合わないと感じるようになり、もしかしたらいつか自分は耐えきれず、離婚するかもしれないと思ったから。

「万が一、離婚したときの為にあったほうがいいよ」と言われたため。

特に離婚を意識してへそくりをしている人がとても多いようです。「備えあれば憂いなし」と言いますし、貯金は無いよりあった方が安心ですからね。

心配のしすぎもよくないですが、何かあった場合のことも頭の片隅に置いておくのは必要かもしれません。

貯金やお金にまつわる失敗・反省エピソードから学ぼう！

さて、今回のアンケート結果を見ると、ほとんどの主婦に共通していることは「もっと貯めておけばよかった！」という声。十分満足に貯めることができている、という人はやはり少ないんですね。

独身時代にあまり貯金が出来なかった。絶対に自分のお金は持っておくべき。その方が結婚後も気持ちにゆとりを持って生活できる。不意な出費が自分の貯金でカバーできる。

若いときから計画を立ててコツコツ貯金しておくべきだったと思います。子どもが大きくなるにつれ、教育費等とにかくお金がかかるので思うように貯蓄に回せません。

結婚した当初から、万一のときのことも想定し夫婦で話し合って、ライフプランをきちんと立て、将来を見据えた家計管理をしておけば良かったと反省しています。

今さら独身時代のことを嘆いたり後悔したりしても時間は取り戻せないですが、せめてこれからはしっかりと計画的に貯金をしていきたいものですね！

生活を送るうえで大切な『貯金』。大切なことなのに夫婦できちんと話し合っていないために様々な不満や不安が募り、へそくりをしたりしている方が多いようです。
家族として一生やっていくと誓い合った以上、これからどんな人生を送っていきたいのか、そのために今なにができるのか、夫婦で見つめなおす時間を作ってみてはいかがですか。

調査協力／株式会社 Woman&Crowd