2015.11.15
読み聞かせは『させる』方が良い!子どもの成長を加速させる音読のメリット
「子どもへの読み聞かせをしてあげましょう。」と、ママであれば誰もが一度は言われたことがある、もしくは見たことがあるとフレーズですよね。確かに読み聞かせは、子どもの成長を促すためにも大切なこと。
ですが、子どもの成長を促すことを目的にするなら、実は読み聞かせよりももっといい方法があります。
その方法とは、子どもに絵本を読ませ、大人が読み聞かせされる側になることです。そこで、ここでは我が子を預けている幼稚園の園長先生からのお話をもとに、実際に筆者が我が家で読み聞かせ「される」実体験を通して子どもの変化や感想をまとめてみました。
読み聞かせの重要性
なぜ、読み聞かせは重要なのでしょうか?
・ 脳の適切な発達を促す
・ 子どもの成長の重要な時期に親子関係を強化する
・ 生涯続く言語・読み書き能力、社会性や情緒的能力の形成に役立つ
と、米国小児学会では「親子での定期的な読書(読み聞かせ)」の重要性について発表されたり、様々な分野の研究者からも言われています。
『子どもに読み聞かせをさせる』ということ
子どもに読み聞かせをすることの重要性を耳にする機会が多いですが、実は『子どもに読み聞かせをさせる』ことも、子どもの成長にとって良いようです。
我が子の通う幼稚園では、「読み」の時間があり、子どもたちがそれぞれ自分で絵本を持ってきて、声に出して読む(音読)に時間が設けられています。 そして、園長先生からも保護者に対してこのような話をされたことがあります。
「これからは、子どもに読んであげるだけでなく、お子さんに読んでもらいましょう。ゆっくりと、子どもの読むペースに合わせてしっかりと聞いてあげましょう。」 その話を聞いてから、我が家でも実践しています。
音読のメリット
そもそも音読すると、どのような効果があるのでしょうか?
・ 記憶力アップ
・ コミュニケーション能力を高める
・ 頭の回転が早くなる
・ 感情のコントロール(キレにくくなる・イライラしにくくなる)
など、他にもたくさんの効果があげられています。
小学校にあがると音読がはじまりますが、子どもが保育園・幼稚園生のうちから、アイウエオが読めるようになったら、子どもが読むのを時間がかかっても聞いてあげましょう。
我が家で感じた音読の効果
我が家では文字が読めるようになってからは、子どものペースに合わせて声に出しながら、1冊読み終わるのを付き合っています。それを続けているうちに、様々な成長を感じることができました。
・ 最初は、指で文字を追いながら何度も止まりながら読んでいたのですが、いつの間にかスラスラと読むようになった
・ 自分で読めるようになり自信がついたのか、絵本の他にも、街中の様々な文字に興味を示し読むようになった
・ 言葉を話したり、字を書く(覚える)ことを自分からすすんでするようになった
・絵本の内容などよく理解して、感受性豊かになって、コミニュケーション能力があがった
など、実際に子どもの変化を感じることができました。
子どもからの読み聞かせを聞いてあげることで、子ども自身の脳も心も発達して、コミュニケーション能力が上がります。
まだ、言葉や文字を覚えたての子どもの音読に付き合うのは時間がかかってしまいますが、読み聞かせ「される」時間は子どもの成長を感じることができます。ママパパと子どものコミュニュケーションの時間として取り入れてみてはいかがですか。
ヤマムラ ユイ
1987年生まれ 鹿児島出身 鹿児島在住。6歳の男の子、8ヶ月の女の子の2児のママ。調理の専門学校卒業後、”食”に携わる仕事にずっと就いていましたが、子どもを出産して育児をしなが...
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