2016.03.12
ママにも子どもにも悪影響!『黄砂』から体を守ろう!
今年は暖冬の影響で、花粉が飛びムズムズを感じる方も多いのでは? 「花粉対策はバッチリ」という方も忘れがちなのが『黄砂』。春が近づき暖かくなると、花粉と一緒に黄砂も舞います。シッカリと対策しましょう。
黄砂は呼吸器官に悪影響を及ぼす!
近ごろ黄砂に関する話題が頻繁に取り上げられていますが、そもそも黄砂とは何なのかおさらいしてみましょう。
黄砂の正体は、中国からモンゴルにまたがって位置するゴビ砂漠の砂粒が、偏西風に乗って日本まで辿り着いたもの。
砂粒が空から降ってくるというだけでなんだか不快な感じがしますが、さらに黄砂はただの砂ではなく、中国の工場や、車の排気ガスが原因の汚染物質PM2.5が含まれています。
PM2.5はなぜ悪い?
PM2.5というのは、大きさ2.5マイクロメートルの浮遊状粒子のこと。
目に見えないスギ花粉の、さらに約1000分の1という小さい小さい粒なのです。
あまりにも小さいので、人間が吸い込んだときに肺に入りやすく、アレルギーを起こしたり、ぜん息を引き起こしたり、呼吸器官に悪影響を及ぼします。皮ふにも付きやすく、目の中にも入る可能性があります。
妊娠中のママと、子どもは特に注意が必要!
黄砂によってママにアレルギーが起こるとお腹の中の赤ちゃんにアレルギーが遺伝してしまう可能性があることや、喘息にかかった場合赤ちゃんに十分な酸素が行き渡らなくなることなど、様々なリスクが考えられます。
もちろん、黄砂に気を付けなければいけないのはママだけではありません。
呼吸器官が十分に発達していない子どもは大人以上に黄砂の影響を受けやすく、小児喘息やアレルギーにかかりやすいんです。
さらに、黄砂が目に入ってしまうと角膜が傷つき、そこからバイ菌が入ると結膜炎という目の病気になることも。
では、黄砂を体に入れないためにはどんな対策をすればいいのでしょうか?
黄砂から身を守るための予防を心がけよう!
まず、できるだけ黄砂を吸わないために、お家の中に黄砂が入ってしまうことを防ぎましょう。
外から帰ってきたとき、お部屋に入る前に服をはたいて黄砂を落とすことや、黄砂が多く飛ぶ3月から5月の間は洗濯物を部屋干しするなどが有効。
また、こまめな掃除や空気清浄器の活用などもお部屋を黄砂から守るために役立ちます。
外出先で黄砂を防ぐためには、マスク(花粉用ではなく、風邪などのウイルス用)やメガネを着用することと、対面式ベビーカーを使うこと、あるいはベビーカーにレインカバーをかけましょう。
空気がカラッと乾いてお天気が晴れている日は、特に黄砂が舞っているため、車の運転も含めて外出を控えたほうがいいかもしれませんね。
黄砂が多い春の間は、天気予報でも黄砂の量をチェックできます。
福岡を中心とした九州地方、鳥取や島根の山陰地方が特に黄砂の影響を受けやすいので、お住まいの方は黄砂情報をよくチェックしてください。
黄砂が多く飛んでいる予報の日は、できるだけお家の中で過ごした方が安全です!
どうしても出かけなくてはいけないときも、なるべく子どもは一緒に連れて行かないように気を付けたいですね。
NHK そなえる 防災 第1回 PM2.5、黄砂はなぜ体に悪いのか
NHK そなえる 防災 第2回 PM2.5や黄砂が健康に及ぼす影響
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mamaPRESS編集部
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