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2016.05.02

調べてみるとおもしろい!世界の『母の日』事情について

調べてみるとおもしろい!世界の『母の日』事情について

今年も『母の日』がもうすぐということで、日本とは少し違った世界の母の日事情をご紹介します!

アメリカから世界へ広がった『母の日』

母の日 発祥

『母の日』は、日本以外でもヨーロッパやアジアなど世界各国で行われるイベント。日本では『母の日』は5月の第2日曜日と決まっていますが、イギリスなどの一部の国では、5月でなく、別の月になっているケースもあります。でも「ママが大好き、ありがとう」を伝える日というのは万国共通。

多くの国で、母の日が制定されていますが、もともとはアメリカで最初に始まったイベントです。1900年代初めに、ある女性が亡くなったママを偲ぶ会(=法事)で、そのママが生前好きだった白のカーネーションを参列者へ渡したことがきっかけだそうです。アメリカでは、その心温まるエピソードに多くの人たちが共感し、1914年に正式に母の日として制定されました。

韓国はママだけでなく、パパや支えてくれている大人にも感謝!

お隣の国、韓国では、母の日と父の日を分けずに、毎年5月8日に『父母の日(オボイナル)』という日が制定されています。『オボイ』とは『お母さんとお父さん』を意味する言葉で、親孝行を大切にする韓国では特別な日となっています。

また、儒教特有の『子どもが大人(年上)を敬い、感謝する』文化が根付いている韓国では、『父母の日』にママ・パパだけでなく、日頃からお世話になっている近所の大人にも感謝をこめて、ささやかなギフトを用意することも多いそうですよ。

オーストラリアの定番は“菊”の花!?

日本と季節が真逆であるオーストラリアでも、母の日は日本と同じ5月第2週日曜ですが、オーストラリアではカーネーションではなく、“菊”の花を贈ります。

日本では“菊”といえば、仏前にお供えをする花のイメージです。でも、オーストラリアの菊とは、日本とは少し違ってガーベラやマーガレットといったキク科に区分される花のこと。母の日の定番の花として、親しまれています。

ブラジルではビッグイベント!?

今年2016年はオリンピックイヤーということで、開催国ブラジルの母の日事情もご紹介します。

ブラジルでは母の日直前になると、プレゼントを求める人でショッピングモールなどはクリスマス並みの大盛り上がり! 街中のディスプレイもたくさんのハートで埋め尽くされます。

もともと、ブラジルは親子の絆が強く、子どもたちがママを心から愛しているというアピールも盛んな国。子どもたちがサプライズで、母の日を“特別な一日”になるよう、プロデュースすることも。パパにはちょっと寂しいことですが、父の日よりも、母の日の方が重要度も高いようです。

現在は子どもたちが早い段階で、海外の文化に触れる機会も多くなり、子どもたちを取り巻く生活環境も変化しています。母の日をきっかけに、外国の文化についても知ってみてはいかがでしょうか?

参考文献/講談社 橋本裕之著「子ども歳時記12カ月」
参照/ 日比谷花壇 母の日コム「世界の母の日特集」
コネスト「父母の日(オボイナル)」
All About旅行「ブラジルのカレンダーとイベント」

たかるみ

たかるみ

中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...

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