2016.05.14
運動会を嫌がったら?子どもの苦手意識を克服して家族で楽しもう!
幼稚園や学校の一大イベント『運動会』は、子どもの成長を見ることができるチャンスであり、家族にとって楽しい行事のひとつです。でも最近では、春に運動会を行う学校が増えたことで練習期間が短くなり、特定の競技がうまくできないことから苦手意識を持つ子どもも…。せっかくの運動会が、嫌な思い出では悲しいですよね。
そこで、子どもたちの苦手意識を克服させ、家族みんなで運動会を楽しめる方法を紹介します。
そもそも、どういった目的で運動会は行われるの?
個々の運動能力に差があるのに、なぜ運動会は必ず開催されるのでしょうか? その理由は各園や学校によって異なりますが、“努力や団体行動の大切さを伝えること”を目的としている場合が多いようです。
さらに小学生以上になると、スポーツに対する知識や経験を増やすだけでなく、1つの行事を役割分担しながら、準備から運営、終了まで、全体に関わることができます。子どもたち同士で助け合うので、結束力の強化にもつながるというわけです。必ずしも、“競争”がメインということではないんですね。
『運動』自体が苦手な子への接し方は?
とはいえ、なかには速く走れない、組体操などの競技種目が上手にできないなどで、運動に苦手意識を持つ子もいるのは事実。そんなときはまず運動会の種目が決まった時点で、「今年はどんなことをやるの?」とさりげなく聞いてみましょう。上手にできない様子なら、一緒に練習してあげると良いですよ♪
また、どうしてもうまくできなくても、怒ったり「どうしてできないの?」と責めてはいけません。「笑顔で走ってくれるだけでママは嬉しいよ」と伝えてあげれば、本番でもいきいきと競技に取り組めるはずです。できないことを気にしてばかりいても、不安は募るばかり。“少しでもできること”を見つけて、褒めてあげれば、運動の楽しさも見つけられるでしょう。
決して評価せず、褒めてあげることが大事
順位が低い、ミスが多いなど、運動で結果が伴わないことが多い子の場合、特に自信をなくしやすいもの。そんなときには、何か1つでもがんばった分野や、一生懸命取り組んだことを褒めてあげると良いですよ。結果に対する評価ではなく、「練習、がんばってるね」「続けることができるなんてすごいね」など、“努力”を褒めてあげるのがポイント。このほか、華やかなお弁当、みんなでトレードできるようなお菓子など、運動会当日の楽しみを増やし、気持ちを盛り上げてあげることも大切です。
お料理が苦手なママにとってはお弁当作りは負担に思うかもしれませんが、そこは年に1回の運動会。子どもが笑顔で過ごせるためにも、ひと踏ん張りしてみてはいかがでしょう? もちろんすべて手作りでなくてもOK! 冷凍食品やお惣菜を使ったってママの愛情は伝わるはずです。
避けられない全校行事である運動会。だからこそ、少しでも楽しいと感じながら取り組んでほしいものです。でも、一緒に練習したり褒めてあげたりと、ママがちょっと工夫するだけで、子どものやりがいはぐ~んとアップします。それが楽しい思い出作りにもなります。子どもの晴れ舞台を、家族みんなで盛り上げましょう!