2016.08.10
我が家で実践!作文や絵日記が見違えるようにうまくなる3つのステップ
夏休みにはつきものの作文や日記。長文を書いたり、毎日書き続けたりすることで、文章力も育ちます。しかし、書くのが苦手だという子どもは意外と多く、取り組むのがつい後回しになりがち。夏休み後半に入っても作文や日記がまだ完成せず、慌ててママやパパが手伝う…なんてことが“我が家の風習” なんてご家庭もあるのでは?
そこで、我が家で考案し、実際に先生からもほめられた、文章がぐんと上達する“3ステップ”をご紹介します!
作文・日記を泣きながら作成。どうしてもうまく書けない我が子のために…
作文や日記が苦手な子どもは、完成させるのに長い時間がかかってしまいがち。我が家でも今年3年生になる子どもがいますが、算数や漢字ドリルはさっとできるのに、作文や日記だけは「どうしてもうまく書けない」と泣きながら書いて、数日かかってしまうことがよくありました。
そこで、いろいろと試してたどり着いたのが、次に紹介する、とある方法。この方法で書いた作文を提出したところ、子どもが「先生からとてもわかりやすいとほめられた!」と、自信を持って報告してくれました♪
“写真撮影”・“箇条書き”・“本番前の下書き”の3ステップで作文上手に♪
実際に我が家で取り入れたのは“写真撮影”“箇条書き”“本番前の下書き”の3ステップを踏む方法です。
ステップ1:写真撮影
最初のステップは、写真撮影です。遊びに出かけた際、子どもと一緒にいろいろなものを撮影しておきましょう。コツは子ども目線の写真を撮ること。例えば大人は動物ばかり撮影しがちですが、子どもたちは動物の名前や説明書きまでしっかりと興味を持ち、たくさんの写真を撮ってきます。こうすることで、実際に書くときに細かく思い出すことができます。
ステップ2:箇条書き
次のステップでは、書きたいことを箇条書きで書き出します。お出かけをした当日に書き出すのがベストですが、疲れている場合は2~3日中でもOK。できるだけすぐに始めましょう。それを元に、写真を見ながら当時のことを思い出し、どんどん肉付けしていきます。ママやパパは質問をしながら、天気や景色、何をしたのかなど、詳しい情報を引き出してあげましょう。
ステップ3:本番前の下書き
最後のステップは、本番前の下書きです。箇条書きだけでは淡々とした文章になってしまうので、下書きをしながら感情や説明を取り入れるように導いてあげると、文章が豊かになりますよ♪
みちがえるように生き生きとした作文の完成!
「動物園に行きました。たくさんの動物がいて、楽しかったです」。
これは、昨年2年生だった子どもが、3ステップを取り入れる前に書いていた文章です。それが3ステップを取り入れたことで、次のように変わりました。
「今日は家族全員で、〇〇動物園に行きました。雨がとても心配だったけど、晴れてとてもうれしかったです。動物園には、私の好きなレッサーパンダや大きなトラがいました。でも、暑かったのかみんな寝ていて少し残念でした…」
気持ちや状況を付け足すことで指定の行数を埋められるだけでなく、当時の様子が生き生きと伝わる文章に。先生にもほめられて、自信にもつながったそうです♪
子どもはどんな風に作文や日記を書くか、その方法を知らないだけ。でも、ママやパパが導いてあげれば、読み応えある文章を書けるんです。また、夏休みの予定がある程度決定した段階で、何を作文や日記に書くのか先に決めておくと、当日は写真撮影に力が入りますよ♪
3つのステップだけでできる作文法、この夏休みにお試しあれ!