2016.10.18
「人と比べられても自分は自分」モデル栗原 類さんが、自身のADD(注意欠陥障害)を綴ったエッセイを出版!
“ネガティブすぎるイケメンモデル”として知られ、昨年ADD(注意欠陥障害)であることをカミングアウトした『栗原 類』さんが、10月6日、自伝的エッセイ『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』を発行しました。これまでの発達障害に向き合ってきた道のりを語る内容に、注目が集まっています。
モデル・タレント・俳優とマルチに活躍する栗原類さん
イギリス人の父と日本人の母を持つ栗原類さん。ニューヨークに住んでいた8歳のときADDの診断を受けました。
日本に帰国後は中学でいじめに遭って不登校になったり、高校受験も失敗するなど苦難の時代もあったとか…。
10代半ばからは、モデルとして本格的に活動開始し、現在ではタレントや俳優としても活躍中。
栗原 類さんを悩ませてきたADDとは?
ADD(注意欠陥障害)とは、脳の何らかの欠陥によって行動や感情に異常が出てしまう障害のことです。
ADDの特徴としては、
- 細かい作業が苦手
- 集中力が続かない
- すぐに忘れてしまう
- そわそわ落ち着かない行動をとる
- しゃべりすぎてしまう
などが見られます。
「発達障害は病気ではなく“脳のクセ”」。「早期に気がつき、環境を整え、正しく対処をすれば、ある程度の訓練で変わることができる」と発達障害に前向きに向き合う栗原さん。
彼が自身の障害に対して前向きに捉えられようになったのは、シングルマザーとして栗原さんを支えたお母さんの存在が大きかったんだとか。
栗原 類さんを支えた母の存在
お母さんについて「自分にできることを子どもができないからといって、責めたり否定したりすることはありませんでした」
と語る栗原さん。息子のペースを尊重していたことが分かりますね。
ただ、朝起きることや洗濯など自立するための基礎はあきらめることなく教えこんでくれたそうです。
栗原さんが悩んだり分からないことは、何でもお母さんに相談し、アドバイスから解決策を考える習慣が身についたとか。
「その繰り返しによって、自分の気持ちや思いを人に伝えることができるようになった」と語っているように、受け止めてくれる母親の存在の大切さが伝わってきます。
お母さんがそのように栗原さんに向き合えたのは、“自分の人生を大事にしていたから”。趣味を大切にしたり、たまに栗原さんを預けて遊びに行ったりすることで、心に余裕が生まれ、ほどよい距離感で子育てに向き合えたそうです。
実は、栗原さんのお母さんもアメリカでADHD(注意欠陥/多動性障害)と診断されたそうです。それもあって、息子の達障害を理解し、寄り添うことができたのかもしれませんね。
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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