2016.11.05
引っ越しするなら重視するのは『周辺環境』!子どもがいる家庭の引っ越し
結婚や出産、子どもの進学など、引っ越しを考えるタイミングは数多くあります。でも物件探しは、いつから始めるべきか分からないという人が多いのも現状。
しかし、あらかじめ引っ越しのノウハウを知っておけば、気に入った街や家に住むこともできます。ここでは、子連れ家庭の引っ越しについて紹介します。
物件そのものよりも、まずは地域を見てみよう!
一般的に、引っ越しが多くなるのは4月。穏やかな気候というのもあるかもしれませんが、就職や進学を機にライフスタイルを変える人が増えるからというのが理由でしょう。
ファミリー層の場合は、出産前や子どもが小学校に上がる前に…といった節目で引っ越しを決意することもあるようです。
ですが、引っ越しは単に物件を探せばいいというわけではありません。実は、一番重要なのは、“住む街や地域を決めること”なんです。
例えば、5LDKで広さもあり、住環境がとても快適な家を見つけたとしても、そこから幼稚園や小学校、スーパーなどがとても遠い…となれば、将来を考えると大変です。
長い間住むことを前提に選ぶならば、周辺環境もしっかり確認しておくべき。手放す可能性の低い、マイホームや分譲マンションを購入するならなおさらです。
住む街や地域はどうやって見つける?
では、地域を絞るうえではどういったポイントをチェックしておくといいのでしょうか。
まず重要なのは、パパやママの通勤可能な範囲であるか否か。毎日通うこととなるので、電車の乗り換えが必要な場所なのか、月々の電車賃はいくらになるのかなどを念頭におくといいでしょう。
また、子どもが遊べる施設や公園の有無もポイント。近所に子育て支援センターや無料で遊べる公園があるかといったところもチェックしておきましょう。
もちろん、スーパーや病院といった施設までのアクセスも重要です。手っ取り早く街の雰囲気を知りたいときには、商店街のセールやお祭りといったイベントに参加して、近隣の方から住みやすさを聞いてみるというのもいいでしょう。
次はいよいよ物件探し!でも、物件の周囲にも目を向けて!
住む街が決まったら、メインの物件リサーチ。物件探しでは間取りに目が行きがちですが、気を付けるべきはそれだけではありません。
例えば、公園までの距離。先ほどは“近くに公園があるかチェックする”と記載しましたが、家の真横や道路を挟んだ前にあるなど、近すぎると集まった子どもたちの声が気になってしまったり、夏場に公園内で沸いた虫が家に入ってきたりと、逆に困ることもあります。
また、以前我が家ではアパートの3階に引っ越した際、ベランダの真横に街灯が設置されていて、夏の夜に涼をとろうと窓を開けると家の中におびただしい数の虫が入ってきて悩まされたことがありました。
筆者の経験でもう一つ困ったことは、アパートの前に国道が走っていたこと。物件探しのときには車の移動が便利になるとしか思わなかったのですが、あとから事故が多い場所だと近隣の人から聞き、子どもが気軽に外出しにくい環境だと気づかされました。
こういった場合、利便性を享受できる反面、危険性やデメリットがある可能性も視野に入れなければなりません。
住む場所や家は、“ここにずっと住めるか”という長期的な視点で探していくことが大事です。上手に事前調査して、家族みんなが快適に過ごせる街を見つけましょう!