2016.11.19
10人に1人が苦しむ『産後うつ』、健診費を政府が負担!ネットでは様々な声が
育児への不安などを抱え精神的に不安定になる『産後うつ』。
「私ももしかして…」と思い当たるママもいるかもしれません。
厚生労働省が産後うつを予防するため、2017年度から、健診を受ける際の費用を助成することになりました。
妊婦の10人に1人は『産後うつ』に苦しんでいる!
産後うつの症状としては、気分が落ち込む、不安になる、眠れない、気力が失せる、集中力が下がるなどがありますが、深刻化すると、自傷、自殺、幼児虐待を引き起こすこともあります。
症状が出やすいのは、産後2週間~3ヶ月までの期間。
この時期は睡眠が十分にとれなかったり、家にこもりがちで気分転換ができなかったりと、症状が悪化しやすい時期でもあります。
そのため、家族のサポートや適切な治療が必要となってきます。
出産後1年以内に自殺した女性の自殺原因トップは産後うつというデータもあり、ママにとって非常に深刻な問題。
過去にmamaPRESSでも産後うつについて特集していますのでこちらもご覧ください。
「ママの自殺原因1位は“産後うつ”!セルフチェックで事前に防ごう」
産後うつ予防に!健診費助成が決定
産後うつ予防のため、2017年度から厚生労働省が健診を受ける費用を助成することになりました。
不調の兆しを早めに見つけ、行政の相談窓口など適切なケアにつなげるのを狙いとしています。
助成費用は、産後2週間と1ヶ月の2回、それぞれ一般的な健診費用の5,000円を上限に負担してもらえます。
健診でサポートが必要だと診断されれば、育児相談や指導を受けたり、宿泊・日帰りの産後ケアサービスを利用できたりします。
“産後1ヶ月健診”は広く行われていますが、こちらは子どもの発育の確認が中心。
産後うつの発症のリスクが高い産後2週間のママへのケアを充実させることで、産後うつに苦しむ人を救えるかもしれませんね。
Twitterでは“健診費助成”のニュースにさまざまな意見が!
「ありがたい!」と喜びの声
産後うつ予防へ健診費助成 厚労省、不調を早めにケア:日本経済新聞 https://t.co/q4eE0kwvOr
— ももイロのさくら (@SakuraIRO_YZ) 2016年10月10日
これ本人は産後うつって気がつけないから、旦那さん気がついてあげてほしい。そしてありがたい制度。
めっちゃ産後うつだったもの苦笑
意外と本人では気がつかない産後うつ。周りの人が健診をすすめてあげることも大事ですね。
こういう社会保障費の使い方GOODだよ!!
— たす丸*2015sep_boy (@taimamasu) 2016年10月10日
「産後うつ」予防へ健診費助成…厚労省の発表が話題になっている – NAVER まとめ https://t.co/Y7nn6SB4VB
今まであまり注目されてこなかった産後うつ対策に政府が乗り出したというのは、うれしいことですね。
一方で、これだけでは不十分という声も…
いい動きだけど数時間おきに授乳している母親がうつ状態だと健診にいくことさえままならない。特に産後2週間目の外出なんてムリ。睡眠不足で1秒でも寝たいから。
— Mika Kabayama (@2525_39mika) 2016年10月18日
産後うつ予防へ健診費助成 厚労省、不調を早めにケア :日本経済新聞 https://t.co/MBgVJhC6IS
確かに産後2週間の母親が健診にわざわざ出かけていくことを考えると、現実的に難しいケースもあるかもしれません。
私は2週間とか1ヶ月より、3ヶ月〜4ヶ月くらいが酷かった。
— 猫ヶ洞ミヤ (@nekogahora_miya) 2016年10月12日
半年とか1年以内に2回って感じにしてくれたら、と思うんだけどなあ。
産後うつ:予防へ健診費助成 適切なケアにつなげる狙い – 毎日新聞 https://t.co/B8JHcQsWRo
症状が重症化する時期は人にもよるので、産後1ヶ月までとされてしまうと時期が短いということもあるかもしれませんね。
夜中の授乳のあと涙が止まらない…筆者も経験した産後うつ
筆者も出産後1ヶ月くらいの時期、夜中の授乳のあと、なぜか悲観的なことばかり考えて眠れなくなり、涙が止まらないという日々が続きました。
筆者の場合は、地域の保健師が訪ねてきたときに、いろいろ相談できたことで、育児の不安が少し解消され、元気になることができました。
今振り返ると、まさに産後うつの症状だったと思います。
産後うつは、なかなかママ自身では気づきにくいもの。
この制度をきっかけに、多くのママたちが健診を利用できるようになることを祈ります。
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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