2016.12.05
なぜまだ続く!?イヤイヤ期2歳児の夜泣き、原因と対策
一般的に『夜泣き』といえば、生後3か月ごろから始まって1歳半ごろには終わるといわれています。それなのに2歳になった今も、なぜか夜泣きが一向に治まらない。「なぜ?」「どうして?」とママは不安や焦りでイライラしてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、2歳児の夜泣きについて調べてみました。
2歳児の夜泣きの原因は?
夜泣きは子どもの月齢に応じて、原因が変わってきます。2歳ともなれば、日中の活動時間も増えてきて、これまで以上に多くの刺激を受けています。
それらの刺激や情報は、いい意味でも悪い意味でも、脳や心へ大きな影響を与え、夢を見る浅い眠りのタイミングで夜泣きとして表面化します。
妹や弟が生まれた、通園がはじまった、引っ越しをしたなどという“環境の変化”や、“睡眠サイクルの変化”が引き金となり、神経が過敏になって夜泣きをしてしまうこともあるようです。
嫌なこと、怖い思いなどのマイナス要素を含む経験は、眠っている間に“怖い夢”として変換されてしまい、夜泣きに繋がってしまいます。処理しきれなかった感情も、行き場を失いどうしていいかわからず不安になり、夜泣きとなってママに訴えかけてくるのです。
一見、大人から見るとなんでもない経験や刺激も、2歳児には大きな影響を与える出来事なのかもしれません。
夜泣きを予防するためにできること
“魔の2歳児”は世界共通です。自我の芽生えから、なにをするにも「イヤ!」となってしまうため、ママにはなかなか大変な時期でもあります。
0~1歳児の夜泣きとは異なり、この2歳を過ぎたイヤイヤ期の夜泣きは、精神的な影響が大きいといわれています。では実際に、どうすればいいのでしょうか。
睡眠環境を見直す
“眠りの深さ”と“睡眠環境”は深い関係があります。遅い時間までテレビやスマートフォンを見ると、ブルーライトによる刺激を受けてしまいます。このブルーライトは、睡眠ホルモンと呼ばれる『メラトニン』を減少させるため、寝つきが悪くなったり、眠りを浅くしてしまいます。
また、寝室が暑すぎたり、寒すぎることのないよう調整します。
子どもの不安を取り除く
抱きしめてあげたり、背中をとんとんと叩いたり、優しくなでてあげたり。スキンシップこそ、不安を解消する一番の近道ともいえるでしょう。ママがそばにいてくれる安心感、体温のぬくもりは心を癒す特効薬です。
もしお話ができるようであれば、耳を傾けてあげましょう。受け止めてもらえることで、子どもたちの不安を解消してあげてください。子どもは会話の中で、安心感を得たり、気持ちを整理することができます。
入眠儀式を習慣化する
就寝前に毎日同じ行動(入眠儀式)をすることで、子どもは「もうすぐ寝る時間なんだな」と認識することができます。例えば、歯磨き→トイレ→絵本を1冊読む→電気を消して「おやすみなさい」と言う、などです。気持ちが落ち着くことは、夜泣き防止につながります。
“ママの心のケア”も夜泣き対策のひとつなんです!
日中のイヤイヤに手を焼き、夜は夜泣きでろくに眠れないとなると、ママのストレスも相当なもの。しかし、ママのイライラに子どもはとても敏感です。それを感じ取ってしまった結果、不安が増幅してしまい、また夜泣きにつながることもあるそうです。
なかなか難しいかもしれませんが、できるだけ穏やかにおおらかに、落ち着いて子どもと接しましょう。
「夜泣きは今だけのこと」と割り切って乗り切るのもアリですが、限界になる前にパパや、実家に子どもを預けて、ママ自身がリフレッシュを! 夜泣き対策として、ママの心のケアも重要なポイントだと覚えておいてください。
イヤイヤ期の夜泣きは、どうしてもママがイライラしてしまいがち。イヤイヤの連発でつい強く叱ってしまっているかもしれませんが、まだ2歳。そのイヤイヤは立派な成長の証でもあります。日中に穏やかで優しいママでいられたら、子どもの夜泣きが減るかもしれません。
夜泣きはいつまでも続くものではありません。子どもに合った夜泣き対策法を探ってみてくださいね。
参照/
ベネッセ教育情報サイト「子どもの夜泣き、いつから始まる? いつまで続く? 夜泣きの原因と対処法を知ろう」
All About「スマホは危険!? ブルーライトの睡眠への影響と対策」
All About「イヤイヤ期」の対応を見直してみませんか?
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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