2017.01.05
たまには息抜きしたい!ママが子どもを預けてコンサートへ行くのはアリ?ナシ?
毎日の家事や仕事、子育てに追われているというママたちにとって、たまには一人の時間が欲しいと思うこともあるでしょう。しかし子どものことを考えると、なかなか思い切ることができなかったりしますよね。
映画やコンサートに行きたいけれども、「パパやおばあちゃんに子どもを預けてまで行くのもなぁ…」と考えてしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、ママは子どもを預けてコンサートに行っても良いのかを考えてみたいと思います。
なぜママだけが子どもを預けてコンサートに行くことに罪悪感を抱くのか
コンサートだけでなく、映画やショッピングなど子どもを預けて出かけるとなると、何となく罪悪感を抱いてしまいませんか? 日本では“子育ては母親がするもの” という考えが未だに根強く残っているため、無意識に“子どもを預ける=罪悪感”に繋がっていると考えられます。
演出家の平田オリザさんは『母親が、子どもを預けてコンサートに行ける社会に – 演出家・平田オリザに現代エンタメのあり方を聞く』という対談のなかで「日本は子育て中の女性が文化にアクセスしづらい社会であり、それが問題である。子育てしているお母さんが、子どもを保育所に預けてコンサートに行っても、後ろ指を指されない社会になることが重要だ」と語っています。
実際に海外では子どもをベビーシッターに預けて、夫婦だけで映画やショッピングに出かけるのは当たり前の光景。罪悪感になるのは、私たちの周りの目や、考え方が大きく左右しているのです。
子どもを預けてコンサートに行くのはあり?なし?
では、実際に子どもを預けてコンサートに行くことについて意見をみてみましょう。
肯定派
これ、まず親が楽しまねばってところにほんとその通りよと深く頷きながら読んだ。
— ポンチャク (@Ppongtchak) 2016年7月16日
母親が、子供を預けてコンサートに行ける社会に – 演出家・平田オリザに現代エンタメのあり方を聞く https://t.co/5JdKO9E6YY #マイナビニュース
「子どもを預けてコンサートへ行くなんて!!」という人が、ごく身近に複数いれば、それでもうアウト。 https://t.co/4Yusmx9No0
— しろにゃんこ (@fufumim) 2016年7月15日
幼児2人いるのに、コンサートに行くわ、習い事も続けるわで遊んでいます。これも、優しい夫のおかげ。夫に預けて泊りがけもOK。みんなに特別だと言われます。でも、地域の家庭フォーラムに出席したら、他のお母さんから「保育園へ預けてそんなとこ行っていいの?」と言われた。子どもがいても細々と仕事も趣味も続けたほうが、自分のためだし、子どもと距離をおくためにもいいと感じています
引用:ewoman
否定派
私は絶対行けませんね・・・赤ちゃんが心配で。1・2時間ならともかく5時間は・・・いくらファンのコンサートでも気になり楽しむどころじゃないとないと思います。赤ちゃんが可哀想。
引用:ジネコ
結婚して、しかも母親になってライブに行くなんて、論外です。大人になりなさい、って感じですね。結婚して子どもが出来た時点でライブも卒業ですね。そんなことにお金と時間を費やすよりは、もっとすることがあるでしょ。
引用:教えてgoo
Twitterやネット上ではママが子どもを預けてコンサートに行くことは賛否両論あるようです。しかし、昔と違って“ママが子どもを預けてたまにリフレッシュするのは良いこと”という肯定派の人が多いのも事実です。
ママが楽しむと子どもにとってもプラスになる
ママが楽しむことで、子どもにとってどんな影響があるのでしょうか。先ほどご紹介した平田オリザさんは
教育の講演会に呼ばれると、参加者に「子どもにどんな教育をしたらいいですか?」と質問されることも多くあります。そういうときに必ず答えるのが、「まず、お父さんお母さんが人生を楽しんでください」ということです。親がコンサートやミュージカルにいって楽しむ習慣をつけないと、子どもも楽しむことはありませんから
と言っています。ママが楽しむことは悪いことではなく、むしろ子どもにとっても良い影響を与えるのです。
たまにはママも気晴らしが大切
子育て、家事、仕事と毎日忙しい女性は何かとストレスが溜まりがちです。そのままストレスを放置してしまえば、だんだんイライラも積もり子どもにも当たってしまうかもしれません。そうならないためにも、たまにはママも気晴らしをしてみてください。
子どもを預けて映画やコンサートを楽しむことで“イライラが減った”という人も多くいます。また、子どももママ以外の人と一緒に過ごすことで、成長する部分もあるのです。
もちろん、頻繁にママの予定を優先させると子どもも寂しい思いをするかもしれません。子どもとの時間も大切にしつつ、自分の時間も作るようにしてみてくださいね。
子どもを預けてコンサートに行くというママも今では多くなりました。昔に比べると、子育てに対する考え方も少しずつ変わってきたからかもしれません。しかし、まだまだ“子どもが小さいあいだは、ママが育児をするべき”という考えが残っていることも事実です。
日本も海外のように“子どもの時間と親の時間は別”という考えが当たり前になると良いですね。
参照/
母親が、子どもを預けてコンサートに行ける社会に – 演出家・平田オリザに現代エンタメのあり方を聞く
【読書感想】下り坂をそろそろと下る
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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