2017.01.14
ママの気になるポイント総まとめ!2017年、政府の“子育て支援”はどうなる?
昨年12月22日、政府が2017年度の国の予算案を閣議決定しました。
予算案とは、“これだけのお金をこんなことに使いますよ”という国の政策計画表のようなもの。気になることはたくさんありますが、やっぱりママとしては2017年の“子育て支援”がどう変わるのかは見逃せないポイントですよね。
そこで今回は予算案の中でも子育てに関するポイントをまとめてみました!
働きたいママが働けない!待機児童問題の解消対策
子育てに関する問題といえば、気になるのはやはり“待機児童”に関する問題。子どもを預けられないということは、その背景には働きたくても働けないママがいるということ。世間は商品やサービスの値上がりが相次ぎ、年金問題などで将来にも不安が…。そんな中、働きに出たくても出られないという現状は、ママや家庭にとって非常に大きなストレスとなっています。
待機児童は2016年4月の時点で、23,000人以上もいることが分かっています。ただ、この数は、保育所に入りたくても入れない子どもの数です。そのため、希望する保育園に入れない子どもや、認定保育園の入所を待ちながら認可外保育園に通っている、いわゆる隠れ待機児童の子ども数は含まれていません。
さらに、保育園を設置する場所の問題もあります。保育園建設の計画を立てても、地域によっては周辺住民からの反対で建設が進まないケースもあるのだそう…。こう見ると、問題はとても深刻だということが見えてきますね。
そんな待機児童対策に対して、2017年には次のような項目に予算がつきました。
- 保育園等の整備補助
- 保育園設置の際に地域住民との合意形成を進める『地域連携コーディネーター」の配置
今後の待機児童数の減少に期待したいですね!
保育園新設の要!?保育士不足の対策
育児問題で注目される“待機児童”ですが、それと合わせて注目されているのが“保育士不足”問題です。子どもを預けるためには、保育所そのものだけではなく、働いてくれる保育士さんも必要ですよね。しかし、その保育士さんが今不足している状態なんです。
保育士不足の背景には賃金の低さや、休みが取りにくいといった待遇面での問題があります。やはり保育士さんといっても人間ですから、生活のことを考えて仕事を選ばざるを得ない部分があって当然ですよね。
その保育士不足への問題にもしっかり次のような項目に予算がついています。
- 保育士に対する月6,000円程度の処遇改善
- 保育士の経験年数等に応じた待遇改善
- 保育士の、借り上げ宿舎費補助の対象者を拡大
いくら保育所を作っても、働く保育士さんがいなくては待機児童問題も解消できません。保育士さんが働きやすい環境整備が急がれますね。
mamaPRESS編集部
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