「女の子の持ち物じゃないものを片づけて」P&Gの中東向けCMが考えさせられる！

3月8日は国際女性デー。

P&Gが配信している中東向けの生理用品のCM動画が、“女性が社会で活躍し、自分らしく生きる”ことについて考えさせられる内容だと話題になっています。

P&Gの中東向けCMが話題に！

話題になっているのは、P&Gの生理用品の中東向けCM動画。生理用品のCMですが、生理用品は一切登場しません。

テーブル上にはさまざまな道具が並べられています。この道具の中から“女の子用ではないもの”を取り除くよう言われた母親たち。

実は壁を隔てた隣では、娘たちも同じ指示を受けていました。

それぞれの結果は…？

出典：You Tube「Always #GirlsCan」

母親たちはサッカーボール、自転車、顕微鏡、聴診器などはすべて取り除き、残したのはアイロン、お鍋、ほうきなど、主に家事に使うものばかり。

出典：You Tube「Always #GirlsCan」

母娘を隔てた仕切りを開くと、親子はそれぞれ残したものの結果に驚きます。

壁隔てた隣で同じ指示を受けた娘は、なんとすべてのものを残していたのです。

出典：You Tube「Always #GirlsCan」

母親たちもその昔、夢を持っていた少女たちだったのです。

世間の声や現実から、いつの間にか“女の子は仕事ではなく、家庭に入るもの”と夢を制限してしまうようになってしまったのですね。

出典：You Tube「Always #GirlsCan」

「将来の夢は？」と聞かれると、娘たちは「科学が好き。とても役立つものだから」「私はファッションデザイナーになりたい！」と目をキラキラさせながら答えます。

「娘は正しい。彼女は私が間違っているって気づかせてくれました。女性は、働くことと、家族のための家のこと、同時にできます。女性はなんだってできるんです。」と母親も、自分で娘の可能性を制限していたことに気づきます。

娘をもつママはもちろん、女性ならみんな考えさせられる内容でしたね。話題の動画はこちらから。

“女の子だからって何かを諦めることはなく、自分の可能性を信じれば何でもできる。”
いつの間にか忘れてしまっていた大切なことを、このCMは気づかせてくれました。

3月8日は国際女性デー。

ママが、大きくなった娘が社会で活躍し、自分らしく生きられる世界になるにはどうしたらいいのか、今できることは何なのか。じっくり考えてみるきっかけになりそうです。

PHOTO／Monkey Business Images／Shutterstock