2017.03.31
サッカーを習う子どもの顔が変わった!我が子の『やる気スイッチ』を押すために試行錯誤したこと
勉強や習い事など、我が子のやる気を感じられないと悩んでいるママは多いはず。我が家の長男も自らサッカー部を選んだにもかかわらず、やる気をまったく感じませんでした。
そんな長男をなんとかやる気にさせようと、さまざまな試行錯誤を繰り返したところ、やっとスイッチが入りだしたんです!
いつまでもやる気にならない長男…はがゆい思い
長男が小学1年生の秋頃に体験し、自分の意志で即入部を決めた、通っている小学校のサッカー部 。顔見知りの友だちも多く、サッカーを習うのも新鮮で最初は楽しそうにしていました。まずはサッカーを好きになり、楽しむことが一番だと思い見守っていたんです。
でも、練習はもちろん練習試合でさえ、いつもボールから遠いところにいる我が子…。友だちがシュートを決めたら喜ぶだけで、今度は自分が活躍したい、悔しいとはまったく思わない様子。他の子どもと差はひらく一方で、長男もあまり楽しいとは言わなくなってきました。
上達して自信が持てたら楽しくなるのに…、でも自ら積極的に練習をしない。親として、はがゆくて仕方なかったです。
やる気がなければ周りと温度差ができたり、次につながらない…
やる気がなくても、楽しそうに過ごしていればいいのかもしれませんが、そんなことは考えにくいですよね。
それに、ボランティアで教えてくれるパパコーチ、○○選手のようになりたいと一生懸命がんばっている子ども、試合に負けたら悔し泣きをする子どもなど、我が子とは温度差があり過ぎて申し訳なく思えて…。
やめるという選択肢もありましたが、入部してすぐにやめるのも逃げ癖がついたら問題だと思い、なんとか長男のやる気を起こさせて、続けさせようと決意しました。
サッカーだけではなく、他のスポーツや習い事、勉強などに関しても同じことがいえると思います。周りとの歩調が大きく崩れると、指導者を困らせてしまうこともあります。
実際に、試合中に必死になってボールに向っている子どもと、筆者の子どものように自分は何もせず見ているだけの子どもが同じチーム内に存在するケースを何度も見ました。試合後にコーチが注意やアドバイスをしても自分には関係ないというそぶりを見せたり…。
また、やる気がないと達成感や悔しさを感じる機会が少なく、次につながりにくいため進歩がありません。子どもの成長においてデメリットにもなるのでは…と感じました。
やる気をおこさせるために試行錯誤したこと!
まず、パパに相談はしましたが、本人がやる気にならないと何をしても無駄だと言うだけ。たとえそうだとしても、やる気になる時期を少しでも早めたいと思い、私があれこれ試してみたことをご紹介します。
あまり効果がなかったこと
- 初心者向けDVDを購入して一緒に見る
- ママ(サッカー経験無し)と土日に早朝練習
- 練習風景をビデオに録画して一緒に見て、自分のプレーを自覚させる
- サッカーのボードゲーム盤を購入し、遊ばせる
- プロサッカーの試合をリアルタイムや録画で見せる
どれも長男の興味をひくことはあまりなく、持続しない日々。やはりパパの言ったことは本当だったと痛感し、考えを改めて次のことを試してみました。
効果があったこと
- 応援の付き添いはできるだけパパに任せる
- 1対1を重視するサッカースクールに通う(所属サッカー部以外にプラスして)
サッカー経験はありませんが、少年野球をしていたパパ。私が常に長男のサッカーに張り付いて、ときに感情的になっていたことを反省し、パパから冷静なアドバイスをしてもらうことにしました。
ほめたり、改善すべきポイントを長男に話したり、試合前には何かひとつ今日の目標を決めたり。長男もパパの声に耳を傾けるようになってきました。
ママは普段一緒に長い時間を過ごす分、感情的になりやすいので、ときにはパパにお任せするのは必要かもしれません。
また、スクール選びでは、本人がやらざるをえない状況に追い込んでくれることを重視しました。
チームプレー中心では他の誰かに頼ってしまいがちですが、1対1なら逃げられません。つらくて泣いていた時期もありましたが、コーチの励ましで少しずつ相手に積極的に向かっていけるようになったんです!
Photo/matimix/Shutterstock
小学3年生の今、やっとやる気が入ったようで、特に試合中の顔が真剣な表情に変わり、悔しいと話すことも。放課後はサッカーボールを持って遊びに行くようになり、今はサッカーが大好きになりました。
今回のことを通して、スポーツだけではなく、塾選びなどにおいても、大人数の中で刺激を受けてやる気になるタイプ、少人数制や家庭教師など細かいフォローでやる気になるタイプなどがあるように、その子どもの性格にあった環境づくりの大切さに気づきました。
今後も感情的にならないように、パパと話し合いながらときには任せて、子どもの成長を見守っていきたいと思います。
PHOTO/Valentina Razumova/Shutterstock
Kayoko*
二児のママ。 大学では心理学を専攻。 卒業後はメーカーに勤務し、営業・商品企画を経験。結婚後は自宅にて小論文添削。現在はWEBライターとして活動中。 仕事・育児・趣味のディ...
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