2017.04.28
温かみがあっておしゃれ!ギフトにも人気『木製おもちゃ』の選び方
赤ちゃんはなんでも口にするもの。おもちゃだって例外ではありません。ですので、おもちゃを選ぶときは、安全なものを選びたいですよね。また、乳幼児期の赤ちゃんの発達は目まぐるしいですが心と体の発達を質の良いおもちゃをあげることで手助けしてあげることもできます。
今回は、舐めても投げても大丈夫。そして長く付き合えてパパやママはもちろんおじいちゃんおばあちゃんまで笑顔になれる『木製おもちゃ』をご紹介します。
木だから絶対安全?答えはNO!見極めるポイントとは?
安全性でいったら断然木製おもちゃ!と過信してしまいがちですが、おもちゃには対象年齢(月齢)や安全基準が設けられています。天然の木から作られているんだから大丈夫と思っていても、大きさや形に注意しなければ事故につながることもあるんです。
木製であってもすべてが国産とは限りませんから、そのあたりも気になるところ。注目すべきは『STマーク』と『CEマーク』です。STマークは日本独自の基準で安全が確認された物に付けられます。国産おもちゃの場合はこのマークをチェックするといいですね。
CEマークはヨーロッパで設定された安全基準に合格している物になります。使用者と消費者が健康で安全に使用するために品質を保ち信頼を証明してくれます。海外製のおもちゃ選びの参考になりますね。
出典:テンダーラビングケアサービス「 ceマーキングとは何か?」
では中国製など独自の基準がない国から輸入されたおもちゃはどうでしょう? 実は日本製に限らず日本で販売されていて、安全基準をクリアしているものならSTマークがついています。日本・ヨーロッパ以外で作られているものはSTマークを探してみてください。
愛され続けるには理由がある!人気ブランドのおもちゃ
「懐かしい! これ僕が小さいときにも遊んでたおもちゃだ!」なんて実家に帰省したパパが少年の顔に戻って遊び始めてしまうのが、長く楽しめる木製おもちゃの良いところ。それは自分を育ててくれた両親にとっても良い思い出なんですよね。
いつか孫にとずっと押し入れにしまっておいてくれる愛情の深さに、自分が親となって初めて気付かされることも多いはずです。
大切な我が子にまたは大切な人の子どもへ贈りたい、長く成長に寄り添える人気のおもちゃブランドをご紹介します。
ネフ(naef)
世界20か国以上で愛され、日本でもその独特のデザインにファンが多いネフは、スイスの木製おもちゃメーカーです。自然の着色料でカラフルに彩られ、作業工程には人の手が幾度となく触れ手作りらしい繊細なおもちゃです。
ネフ社の代表的なおもちゃといえばこちらのネフスピール。ユニークな形ですが奥深く、創造に任せて積み上げても安定感があります。手先を上手に動かせる1歳頃から大人まで長く楽しめるおもちゃです。
ネフのデザイン性の高い積み木はネフスピールだけに留まりません。円柱がブロックにピッタリとハマるのが楽しい『リグノ』やキュービック型の『セラ』などインテリアとしても美しいと定評があります。木のぬくもりあるおしゃぶりやガラガラもおすすめですよ。
ブリオ(BRIO)
電車好きの男の子のママさんにはお馴染みかもしれませんね。子どもだけでなく大人までワクワクするような、本物そっくりのかわいい木の列車は木目入りのレールをつなぎ遊び方は無限大です。
女の子向けのキッチンセットなども販売されていますが、案外女の子もブリオの列車では遊ぶんですよね。思わず触ってみたくなる、そんなおもちゃです。
カプラ(KAPLA)
シンプルな木片ですが、なぜか想像力が掻き立てられるカプラは単なる積み木に留まりません。緊張感・表現力・集中力と親子で遊び、体感できる時間もまたかけがえのないものですね。
山のくじら舎(旧ストローファーム)
ストローファームとしてご存知の方も多いかもしれませんね。法人化に伴い社名は『山のくじら舎』に変更になりました。皇室御用達として知られ、無垢な木肌のぬくもりもそのままに子どもの好奇心をくすぐる純国産の木製おもちゃが数多く作られています。
使い続けても色褪せない、むしろ歴史が木に渋みを与えてくれる受け継がれるおもちゃといえそうです。
無印良品
木製おもちゃは手作りが多いだけに手が届かない高級さも感じますよね。ですが、私たちに身近なショップ、無印良品でも販売がされています。バラエティも豊かで作りはシンプル。無印良品ならではの木のおもちゃに心が躍りますよ。
ラインナップは乗用玩具から木琴、積み木やキッチンセットまで幅広く、探しものはここで簡単に見つけられそうです。
赤ちゃんから園児まで年齢別おすすめおもちゃ
子どもに木のおもちゃを与えたいと思っても、どんな物を選べばいいのか悩みますよね。プレゼントとして贈る場合は相手に喜んでもらいたいですから、より慎重になります。
成長ごとに子どもに必要なおもちゃは違ってきますので、年齢別におすすめのおもちゃをご紹介しましょう。
0歳の赤ちゃんは握って反応を楽しむものを!
0~1歳頃の赤ちゃんの成長はハイスピード! 起きている時間が長くなるにつれ、たくさんのことに興味が広がっていきます。
まずは『五感』を刺激するようなおもちゃが赤ちゃんの心と体を刺激してくれます。手を伸ばして物がつかめるようになったら、握りやすいもので音が出るようなおもちゃがおすすめです。
ハイハイが始まると動く物に反応するようになるので、かわいい仕掛け付きのプルトイなんかもいいですね!
単純に動くだけでなく、音が出るとさらに楽しく赤ちゃんの刺激に!
1~2歳には想像力!シンプルな物こそ幅広い遊びの可能性がある
1~2歳頃の子どもは徐々に歩行も安定し始め、行動が活発になる分ママも目が離せなくなります。興味が次々と変わるので、ひとつのおもちゃで長く遊ぶということはもう少し先になります。
指先が器用に動かせるようになってきますから、つかんだり放したりたくさん指を動かす遊びをすると脳が活性化されますよ。
音が出るおもちゃで大人と一緒にリズム遊びをしながら体を動かしたり、積み木をひたすら並べてみたり。2~3個でも自分で積み木が積めるようになると子どもの大きな自信につながります。
夢中になって遊ぶ顔は真剣そのもの。「がんばれ!」の声が聞こえてきそうです。
3歳で遊ぶ力が養われる!遊びから自分の世界が創造される
3歳になると自分の気持ちをうまく言葉で表現できるようになってきます。おもちゃを通して自分の世界が広がり自分だけのルールで遊んだり、お友だちとの交流も増えて自分以外も認められるようになります。
イメージで遊びが膨らみ、再現遊び(ごっこ遊び)も始まります。ひとつのおもちゃだけでなく、積み木とミニカーでより立体的な遊びをしたり、おままごとも細かい動作が加わり子どもの成長をより実感するのではないでしょうか。
そうなるとおもちゃは子どもの発想の中でさまざまな物に変化していきます。積み木が石になったり、おやつになったり…子ども次第で何にでもなれるおもちゃは長く遊べますね。
手先の器用さと考える力も育まれる時期ですから、表現や創造性を高めるおもちゃがおすすめです。
ときには部屋中に子どもの世界が広がります。大人には散らかったおもちゃでも子どもには自分が作った最高の世界なんですね。
子どもが興味を持つのは必ずしも高級なおもちゃとは限りません。空になったペットボトルやお菓子のケースなんかがお気に入りになったりすることも…。
見て触って舐めて赤ちゃんは物を確認します。まずは安全なものを基準に親子で楽しめるおもちゃを選んであげたいですね。
「木で作られたおもちゃをファーストトイにしたい!」自分の親や祖父母の時代からそんな願いが途絶えません。木の温もりとやさしさに大人もどこか癒されるのかもしれませんね。
TOP PHOTO/Elvira Koneva/Shutterstock
参照/
おもちゃの森sapporo「安全なおもちゃ選びに知っておきたいこと」
ベネッセ「おもちゃの選び方」
木のおもちゃ.jp「おもちゃ選びと子どもの発達」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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