2017.06.19
これだけは押さえておきたい!小児科選びのチェックポイント7つ
初めての子どもや引っ越したばかりのときに、悩みがちな小児科。自宅から行ける範囲に2~3軒ぐらいはあり、長くて深いお付き合いになるので、どこがいいのかあれこれ考えますよね。
筆者の体験やママ友から聞いたことから、小児科選びのポイントを7つまとめてみました!
1.患者数の多い病院は診察時間が短め…
患者数が多いと、それだけ診察をこなしているため、医師が今の流行をつかみやすく、適切な診断をされやすいメリットがあります。でも、診療時間内に患者をさばく必要があるため、患者一人当たりに向き合う時間が短いことも。
必要最小限のことだけを手短に話してほしいママにはいいですが、子どもの気になる症状をあれこれ相談したい、丁寧な診察を求めるママにはあまりおすすめできません。
2.小児科でも専門医がいない場合もある
小児科専門医とは、小児治療に対してよりプロフェッショナルな経験と知識を持つ医師のこと。資格の取得には条件と試験があり、取得後も5年ごとに審査のうえ更新されます。
“小児科”と掲げられていても、実際に専門医ではないことも多いので、病院のホームページや病院内に掲載されている資格証書などをチェックしてみてくださいね。
単なる風邪など症状が軽い場合は、普通の小児科でも構わないと思いますが、症状が長引いたりママが重症だと感じたり、心配性のママには、より高度な知識を持つ小児科専門医のいる小児科を受診することをおすすめします。
3.処方される薬の種類や服薬する日数もチェックを
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病院によって処方される薬の種類や日数などは違います。
筆者の子どもも、実際に咳のひどい風邪で受診した場合、咳止め・痰きりなど症状を緩和する最低限の薬だけ処方される病院や、気管支喘息の予防薬や肺炎の予防薬(抗生物質など)も合わせてたくさんの種類を処方される病院もありました。
長男は風邪をこじらせて喘息気味になったことがあったので、予防薬を出してもらえる病院の方が安心。また、日数を多めに出してもらえると、休日や旅行のときなど、急な体調不良に自分である程度は対応できるというメリットも。
でも、あまり薬を飲ませたくないママにとっては、必要最低限しか処方しない医師の方が良いかもしれません。
4.融通のきかない予約システムには要注意!
スマホなどから操作できる予約システムが導入されていると、待ち時間を短くできるので助かりますよね。ただ、予約時間に遅れると、かなり待たされる場合もあるので、注意が必要です。
以前筆者の子どもが通っていた小児科では、自分の予約番号の5番前までに来院していないと注意され、かなりあと回しにされました。効率を図るため仕方ないとは思うのですが、小さな子ども連れのため、少しぐらい融通をきかせてくれても…と思い通うのをやめました。
5.待合室に隔離スペースがあると安心
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インフルエンザや水疱瘡など感染力が強い患者が来院しているときに、待合室とは別の隔離室があると院内感染防止につながります。そういった配慮がある病院の方が安心して通えますよね。
6.子ども連れなら院内処方の方が便利!
薬を院内、院外で処方されるのはそれぞれメリットとデメリットがあります。
院内処方の場合は、調剤薬局まで足を運ぶ必要がなく会計が一度で済むので便利。一方、院外処方では複数の病院から処方された薬の飲み合わせなどを管理できるのでより安全といえます。
小児科のほかにも通院している病院がある場合は、院外処方がおすすめ。小さな子ども連れの場合は、院内処方の方が、手間も省けるので助かります。
7.止めやすい駐車場があるかどうか
車を運転できるママにとっては、駐車場は必須。ただ、台数が少なかったりスペースが狭くて止めにくかったりする場合もあるので、事前に確認しておく必要があります。
自転車のママも同様。駐輪場がしっかり設けられているか事前に確認しておくといいでしょう。
小児科選びは、不特定多数の人が書き込める口コミより、信頼できるママ友から情報を得るのもおすすめです。ママ友がいない場合は、子どもの予防接種の際に自分の目でチェックしてみるのもいいと思います。
ママや子どもとの相性もあるので、疑問に思ったときは迷わずに小児科を変えてみてくださいね!
TOP PHOTO/Oksana Kuzmina/Shutterstock
参照/
日本小児科学会「小児科専門医概要」
クラモト皮膚科「院内処方と院外処方のメリット・デメリット」
Kayoko*
二児のママ。 大学では心理学を専攻。 卒業後はメーカーに勤務し、営業・商品企画を経験。結婚後は自宅にて小論文添削。現在はWEBライターとして活動中。 仕事・育児・趣味のディ...
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