シダックス創業者、希望日本投票者の会代表　志太勤氏

第14回目は、カラオケボックスや給食事業で有名なシダックスグループ創業者であり、「希望日本投票者の会」代表の志太勤さんにインタビュー。78歳という年齢にも関わらず、フェイスブックやSNSを利用して、「希望あふれる日本」を実現するために日々活動していらっしゃる志太代表にお話を伺ってきました。

【PROFILE】
シダックスグループ創業者、最高顧問、「希望日本投票者の会」代表
志太勤さん

静岡県出身。「シダックス株式会社」創業者として、フードサービス事業とレストランカラオケ事業で業界トップクラスの企業に。93年に藍綬褒章、06年に旭日重光章を受章。11年6月に「希望日本」運動をスタート、さらに、12年11月にシンクタンク「希望日本研究所」を発足。

私はこれまで、日本ニュービジネス協議会や国の規制改革会議の委員などの活動を通じて、さまざまな提言をまとめ、素晴らしいリーダーになりうると思える政治家たちと出会ってきました。「彼ならば将来の立て直しも可能だろう」という期待も抱いてきましたが、直接話したときには同意してくれた提言が実行されることは少なく、実行されても意図したものと違うものであったりすることがほとんどでした。


なぜ、こうしたことが起こるのか。それは日本の政治がいまなお、組織や地縁血縁のしがらみによって縛られているからではなかろうか。正しい政策を実行しようとしても、そうはさせまいという勢力を超えられないためではないだろうかと思いました。


「やりたくても出来ない」というのが現在の政治の実態であるならば、共通した考えを持つ有権者が集まり、具体的な政策をこちらから提示し、実行を約束してくれる政治家を見つけて、応援していくことはできないだろうかと思い、2011年6月に「希望日本」運動をスタート。


ツイッターやフェイスブックなどを使った交流、リアルな集まり「希望日本フェイスブック倶楽部」を始め、私たちが作ったマニフェストを全国会議員に送り、賛同してくれた議員41名を応援することにしています。

遅々として進まない震災復興、長期にわたるデフレ経済、逼迫する国や地方の財政、進行する少子高齢化社会、国民不在の政治の混迷が続いている日本。このままでは危ない、この国の骨格を再構築しなければならないと感じている人は多いはずです。


そのためにはまず私たち自身が「賢い投票者」になる。国を託せる政治家を選ぶ前に、我々投票者が、勉強しなくてはと思います。誰が信頼できるのか、本当のことを言っているのか、判断できるようにならないと。



希望日本研究所では、私たち国民がいろいろなことを勉強するための 「材料」を提供しています。どんな難しい内容でも、その内容をを身近な形に表現し、有権者に届けていきます。ここで勉強することは小さな一歩に思えるかもしれません。しかし、確実に一歩一歩、歩み続けることが、「賢い投票者」への道であり、国を託せる政治家を選ぶ第一歩、政治家に国民の方を向かせるための第一歩になると思っています。


子どもは未来を担う宝です。日本を良くしよう、という大きな「志」に向けて、一歩一歩、歩み続けましょう。批判ばかりでは何も変わりません。確実に言えるのは、「我々有権者・投票者の一票が日本の未来を決める」ということ。選挙は12月16日が投票日になります。まずは投票に行きましょう！



【ママへの応援メッセージ】

「選挙には興味がなかったが、子どもの未来…を考えると日本の将来が心配。私に出来ることをしたいと思います」「自分のことだけならなら、政治に無関心でもいられるけど、子供の将来を考えると、ちゃんと考えるようにしなきゃと思う」と、参加してくれた私に語ってくれ、大変心強く思いました。母は強し！若い人は政治に無関心ではないと思うし、ママたちには日本を変えていく力があると期待していますよ。

最後に志太会長とお写真を撮らせていただきました。78歳にして日本の未来を心配し、ソーシャルネットワークを使って、新しいことを起こしていくパワーには、本当に頭が下がります！「子どもたちが出ていく世の中が悪くなっていいわけがない」と思うママは、被災地のママ支援の時に学んだ「微力は無力ではない」という言葉を思い出して、1票を無駄にせず、日曜日は投票場へ！その姿を子どもたちに見せましょう！



「希望日本投票者の会」　http://ameblo.jp/tsojapan/



（取材・文　掃部まゆ）