2013.07.29
妊娠できる?できない?検査で分かる『卵子の数』
よく知るための第一歩。
それが『AMH検査』なんですって!
★老化が早いので、
★卵巣年齢は実年齢よりも高め
★AMH数値でわかる
★卵子の数=妊娠適齢期♥
★検査でわかるのは卵子の「数」!
★「質」を高める努力も必要!!
最近ニュースや雑誌などで話題の、卵巣年齢が分かるAMH(アンチミューラー管ホルモン)検査についてご紹介します!
卵子の数は胎児期がピーク!
その後は減る一方
女性が生まれつき持っている卵子の数がいくつぐらいか知っていますか?
平均的な女性の場合、胎児の時に約700万個の卵子があり、生まれた時には200万個。35歳くらいではわずか2万~3万個となり、毎月約1000個の割合で減少している計算になります。
そこで気になるのが、「今、卵子の数はいくつ残っているのか?」。
その検査方法がAMH検査です。女性ホルモンのひとつ、AMHの濃度を測定することで、残っている卵子の数が判明。それによって何歳ぐらいまで子どもが産めるかという、いわゆる卵巣年齢を知ることができるんです。卵巣年齢は実際の年齢よりも老化が早いため、20代でも40代の卵巣という女性もいるんだとか。
検査の方法は、いたって簡単。血液の採取だけなので約1分で終了。不妊専門の病院やクリニックで受けることができ、月経周期に関係ないため、いつでもは測定可能。費用はおよそ5000~1万円ほどで、保険外となります。
AMH検査で残りの卵子の数を知ることは、妊娠がいつまで可能かといった卵巣年齢を知るだけでなく、不妊治療をどう進めるかの方針を決める上で、とっても役立ちます。
ママも不妊!
「2人目不妊」が急増中!?
ママプレスの読者に、不妊治療なんて関係ない?
いえいえ、そんなことはありません。ママと不妊、一見縁のない言葉のようにも思えますが、実は、最近意外と多いのが「2人目不妊」。「1人目はすぐに妊娠したのに、その後、なかなか妊娠しない」というお悩みを抱えているママが多いと言われています。2人目不妊の原因はさまざまですが、その中のひとつが、第1子を高齢で出産したケース。子育てに追われ、そろそろ2人目を…と考えた頃には、年齢を重ねた分だけ、卵子の数も減少し、少しずつ妊娠しにくくなっているのです。
そんな時、AMH検査で卵子の状態を知っておくことで、自分の妊娠適齢期を考え、「妊活」の計画を立てやすくなります。
妊娠適齢期を知ることは、
自分の体を知ることです
ただ、ここで重要なのは「AMH数値が低いと妊娠できない」というわけではない、ということ。もしAMH数値がゼロだとしても、血中に分泌されるホルモンの値がゼロなだけで卵子は残っています。その値が低くても、質のいい卵子が排卵すれば妊娠は可能です。自分の体を、もっと具体的に知ることができるAMH検査。近い将来、女性にとって、人生のプランニングに欠かせない検査となるかも知れません。
※TOP画像はイメージです。企画とは直接関係ありません。
(取材・文/嶋田真己)