2013.05.09
いじめに遭ってる?!ママの必見対処法
小中学生のイジメが社会問題の日本では、同じように幼稚園や保育園でも「イジメがあるの!?」と不安を抱える園児ママは少なくありません。そこで今回は、保育者と保護者と子どもたちをつなぐサイト『保育ing』でアドバイザーとして活躍し、栃木県・旭幼稚園の園長でもある井上智賀先生に現場のお話を伺ってみました!
実際にもし、わが子がイジメ被害に遭っていたらどうすればいいのでしょう?
結果から発表するとこう!
1★周囲が騒ぎ過ぎるのは
1★逆効果!
2★まずは、子どもの気持ちに
2★共感してより添って!
3★相談しやすい温かい
3★家庭づくりでいじめ予防♡
周囲がイジメ化している
ことも、実は問題!
幼児期の子どもはボキャブラリーが少なく、人との関わり方もまだよくわかっていません。その過程において、例えばオモチャを取った取られたでイジメと周囲がトラブル化しても、本当は、そうでない場合もあるのでよく見ていることが大事。
現場の保育者の多くは、わざとイジメをやっている子は少ないという印象を持っているそうです。たとえば、お節介なタイプの世話好きな子はいじめっ子と勘違いされやすく、自分の思っている事を素直に言えない引っ込み思案な子は、いじめられていると解釈されやすいことも! 個性があるので、お節介だろうと引っ込み思案だろうと、どちらも決して悪いことではないんです。
それを念頭に置いた上で、本格的に悪意を感じる「あれっ?」と思う事があったら、すぐ園の先生に相談しましょう!
親や幼稚園、保育園の先生など周りの大人が子どもをしっかり見ている事が、最大のトラブル防止につながります。
「うん、そうなんだね」と
包んであげることが大事♡
自分の子どもがイジメにあったと報告してきた場合(勘違いである場合も含めて)、まずは、「うん、辛かったね。頑張ったね」と共感してあげましょう。まずは、「うん」と言わないと、子どもの心は収まりがつきません。
安心して聞いてくれる人が家にいれば、子どもは本心が言えます。
“見守っているよ”というサインを送り続けることで、気持ちや愛情は十分伝わるので難しいことではありません。ただ1日5~10分抱っこしたり、寝る前に絵本を読んだりと、何でもない事の繰り返しが大事なんです。それが結果として、イジメ防止にもつながります!
安心できる
家庭環境を作ろう!
先にも触れたように、子どもの気持ちを楽にしてあげるには、まずは共感してあげる事☆ その上で、安心できる家庭環境作りを心がけましょう! 逆に、子どもを追い詰めてしまうような家庭状況は絶対にダメ!!
夫婦が子どもの前で喧嘩するのは絶対NGです。そのような家庭環境に育った子は、イジメっ子になったり、逆にいじめられたりという事も多くなります。イジメだけに目を向けるのではなく、そういった子どもが気持ちを楽にできる家庭環境作りが、親の役割なのかもしれません!
ーまとめー
幼児間でも陰湿なイジメや派閥がある場合もありますが、実際は周りの飛躍によるものも多いので、いきなり騒ぎすぎるのは考えもの。子どもたちのやり取りをしっかりと見て、わが子のためには安心できる家庭を作ってあげることが、ママにできる最大のイジメ問題対策なのでしょう♡
井上先生がアドバイザーとして
所属しているサイトは『保育ing』!
※画像はイメージです。内容とは直接関係ありません。
★いじめに気付くためのチェックシートはコチラ
(取材・文/金子奏)