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きょうだいの子育て『上の子が可愛くない症候群』って?

きょうだいの子育て『上の子が可愛くない症候群』って?

2人目が産まれて大変なうえに、上の子がなんだか可愛く思えなくて辛い。という方もいるのではないでしょうか。


私もそのひとりでした。下の子が産まれるまでは上の子が可愛くて、可愛くて仕方がなかったのに、下の子が産まれて少しすると「あれ?」と思う時期がありました。


なぜ、そのように思ってしまうのかすごく悩みましたが、違うかもしれないけど納得する理由があると少し落ち着けるものです。



1、赤ちゃん返り


これは、下の子が産まれる前から心配することであり、子どもによっては産まれる前から赤ちゃん返りしてしまう子もいます。


今まで出来たことが出来なくなる。甘えん坊になり抱っこをせがむ。様々な赤ちゃん返りがあります。


ママは「どうして出来ないの!」「自分でやって!」と思いがちですが、上の子はママの愛情を確認することで、不安を取り除こうとしています。


この場合は「お兄ちゃんなのだから」「おねえちゃんなんだから」と言うことは控え、「さすがお兄ちゃん!」「お姉ちゃんだからできるんだね」と褒めてあげると自信がつきます。


そして、安心をすると下の子にも優しい気持ちを持てるのかもしれません。




2、イヤイヤ期と重なる


2歳差や3歳差で下の子が産まれるケースも多いかと思います。


私の周りにもとても多いですし、私もその一人です。そうすると、どうしても、上の子のイヤイヤ期とも重なり大変さが倍増する事でしょう。


子どもにとって必要不可欠な成長過程なので喜びたいけれど、そんな余裕なんてありませんよね。


この場合は一人で抱え込まずに、助けを求めるのが良いかもしれません。家の中に上の子と赤ちゃんの3人でいて、頭を抱えるよりかは支援センターへ行って相談したりおしゃべりしたり。パパがいれば2人をお願いしてママはゆっくりしてみたり。


イヤイヤ期はどうしてもママの負担が大きいもの。頼れるところは誰かに頼って乗り切りましょう!




3、新生児はただただ可愛い


どうしたって産まれたばかりの子どもは可愛いものです。そこにいるだけで癒され、笑顔にさせてくれるのです。だからこそ、寝不足であれ疲れていても頑張れます。


しかし、寝不足もピーク、疲れもピークな時に上の子にせがまれると「なんなのよ!」と、声を荒げたくなり「可愛くない」と思ってしまうことでしょう。


私も、寝不足と疲れのピークは上の子をよく怒鳴っては自己嫌悪になっていました。


そんな時は、寝るときに必ず上の子に「今日も怒鳴ってごめんね。大好きよ。」と言うようにしました。上の子も「大好きよ」と言ってくれるようになり、今では毎晩の日課になっています。


「大好き」と言われるだけで子どもは安心しますし、ママ自身も「この子が大好きなんだ」と思えるでしょう。
ぎゅっと抱きしめ「大好き」と言ってみてください。心が落ち着いてくることでしょう。




2人目育児は退院後の生まれて数ヶ月が体力的にも精神的にも辛い時期。


私も2人目の産後はイライラしっぱなしでしたが、半年経ち落ち着いてきました。一人で溜め込まず、周りの助けを借りながら自分らしい育児をしていきましょう。




文/荒賀惠子
TOP PHOTO/Philippe Put
参考/eいくじ



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