2015.07.09
すれ違い夫婦はもうおしまい!夫婦円満になれるコミュニケーションテクニック!
パパとのコミュニケーション、しっかりとれていますか?
はたから見ると円満に見える夫婦であっても、実は「会話が少ない」とか「相談しても聞いてもらえない」「私ばかりが我慢している」などと、密かに悩んでいるママは少なくありません。
二人の気持ちが通じ合わないままだと、いずれ夫婦関係に亀裂が入ってしまうのでは?と不安になりますよね。
そこで今回は、今抱えている不安を払拭し、夫婦関係をより良いものにしていくために、男女間のコミュニケーションについて詳しい神田さゆりさんにお話を伺ってみました。
夫婦のすれ違いはどうやって起こる?
―すれ違いが起こるきっかけは、仕事や育児などと様々ですが、根本的な原因は一体何でしょうか。
「夫婦にすれ違いが起こる原因のひとつは、結婚したことで “安心感”があるからです。
結婚をすると、男性は“結婚したんだからもうこいつはどこにも行かないだろう”と安心し、恋人時代のような気遣いをしなくなります。
また女性のほうも、“悟って欲しい”という思いが強くなり、伝えるという行為を怠るようになります。
結婚し、一緒にいることが当たり前になってしまうため、コミュニケーションを取ることに対する意識が低くなってしまうことが根本的な原因といえます」
夫婦のコミュニケーションで気をつけることは?
―結婚したことでお互いに安心感はあるものの、意識をしていないとどんどんすれ違ってしまう危険性があるということですね。
でも、一体どんなところに気をつけていればよいのでしょうか。
「まずは、男性は悟るということが苦手であり、言われなければわからない生き物であると理解しましょう。
そして、男女のコミュニケーションの舵取りは、女性にしかできないということも覚えておいてほしいですね。
例えば、男性は仕事から帰宅したとき、今日一日頑張った自分をたたえてほしいと考えています。
そんな時に、女性が「今日はね、・・・」と自分がいかに大変だったかを話し出しても、男性は「自分の方が大変だったのに」と、機嫌を損ね、聞く耳を持たなくなってしまいます。
自分のことを話す前に、夫が帰ってきたときに「わーい」と喜んであげるとか、「ビールを冷やしておいたよ」と言って、まずは労ってあげることが大切です」
―女性の中には既に夫に対する不満をたくさん抱えている人もいますよね。
そんな女性にとっては、素直に夫の帰宅を喜ぶことすらも、ハードルが高いと感じてしまいそう。
そんなときはどのようにしたらよいのでしょう?
「もしも、自分を犠牲にして家事や育児をしていると感じているのなら、一度手放してみるのもいいかもしれません。
というのも、先ほど述べたように、男性は言わないとわからないので、自分の妻が我慢しながら家事や育児をしていることに全く気が付いていない場合もあるからです。
我慢はいつまでも続きません。「どうせ夫に言ってもわかってくれない」と諦めるのは、きちんと伝えることを放棄して、夫を見下している証拠だと気付くべきです。
悟ってもらうのは無理にしても、理解してもらうために伝えることくらいはできるはずです」
やさしい夫になる!? とっておきのコミュニケーションテクニック
「家事にしろ育児にしろ、女性だけが頑張る必要は全くありません。
夫が子どものお世話をしてくれているときには「パパの方がなんだか喜んでるみたい」と言うと、嬉しくなってまたやってくれるようになります。
また、疲れているときは無理せずうたた寝するのも手段のひとつ。ぐったりと横になっていれば「あ、疲れているのかな」と気付いてくれます。
家事を手伝って欲しければ、自分の手が塞がっているときに「○○お願いしてもいい?」とお願いするのもおすすめです」
いかがでしたか? 女性は男性から悟ってもらえることにこだわりがちですが、そんなこだわりはナンセンス。
積極的に伝えて、よりよいコミュニケーションが取れるように心がけていれば、そのうち“言わなくても理解してもらえる”ようになるかもしれません。
文/ニシダカオリ
取材協力/神田さゆり[美容・恋愛セミナー講師。著書に「34歳以上限定 年下彼氏の作り方」(つた書房)がある。男女関係、夫婦関係、婚活などをテーマに、全国でセミナーを行う。オフィシャルHP:http://www.salondeblanc.jp/]
ニシダカオリ
1986年生まれ。1歳女の子のママ&フリーライター。大学卒業後、自動車メーカーに就職したものの結婚を機に退社、フリーライターに。現在はWEB媒体を中心に執筆活動中。じっとして...
詳しくはこちら