2015.07.05
その時パパは…!? 『里帰り出産』のメリット・デメリット
赤ちゃんを授かりハッピーな時間をすごしたあとは、いよいよ出産!
でも、育児と家事と自分のケアを全部こなせるのか…といった不安もいっぱいですよね。
そんな時に頼りになるのが我が実家!
日本では、ママとして大先輩にあたる自分の母親のもとで出産前後を過ごす、『里帰り出産』を選ぶママはまだまだ多いようです。
ママと離れている間、パパは? 里帰り出産のメリット、デメリットについて考えます。
一番のメリットは〝強力なサポーターがいる安心感〟
そもそも、ママたちの里帰りの目的はというと…
・出産後の育児をサポートしてもらう
・自分の身体を休ませるため
・心の不安がやわらぐ
家事・育児は、出産前後のママにとって重労働。
それを実母にお願いできれば自分の負担を減らすことができ、疲れたときにはゆっくり休む時間や育児に専念できる時間も増えます。
さらには初めての育児の場合、不安もいっぱい。頼れるサポーターが近くにいることは精神的にも安心です。
デメリットは〝不安と寂しさで涙をこらえるパパ!?〟
ママたちが里帰りを選ぶ中、パパたちからは悲痛な声があがっているようです…
「出産の時に間に合わない!」
陣痛の連絡がきてからすぐに向かったものの、出産には間に合わなかった! なんてパパも。
距離があると移動の時間がかかってしまいますし、飛行機や新幹線などはすぐにはチケットがとれないかもしれないという懸念も。
連絡を待つパパ的にはドキドキの毎日です。
「パパとしての実感が湧かない…」
産まれたばかりの貴重な時期を一緒に過ごせなかったパパの中には、「パパになった実感がわかない」という声も。
里帰りが父親の育児を阻害している要員のひとつかも…、という産婦人科医師の見解もあるのだそう。
「とにかく寂しい」
大好きなママや、何カ月も会えるのを楽しみにしていた我が子としばらく離ればなれで暮らすことは、パパにとってもやっぱり寂しいようです。
孤独にたえられず羽根を伸ばして浮気をしてしまうなんてことも…。これでは困ります!
他にも、産婦人科の転院や退院後の手続きなどの他、上の子が保育園に通っていれば長期のお休みも難しいなど、気軽に里帰りが出来ないデメリットがあるのも事実。
里帰りする場合は、入念な準備と夫婦のコミュニケーションが大切のようです。
産前産後、家族が遠く離れず過ごせるようにするために、パパが育児休業をとったり、ファミリーサポート、産後ケアセンターなどを利用するも方法もあります。
産前・産後は家族にとって、ライフスタイルが大きく変わる大切なとき。自分たちの家族にはどれが一番適しているのか、夫婦でよく話し合って選ぶことが大切なんですね。
文/新津幸
PHOTO/TawnyNina
参照/
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コンビタウン「里帰り出産」
新津幸
1979年生まれ山梨県南アルプス市出身。フリーライター&カメラマン。ママ向け雑誌や新聞、自治体の広報紙などで執筆&連載中。地域で子育て広場運営やママたちのチカラをいかした...
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