2014.09.25
やせていても肥満?子どもを糖尿病から守るのはママだけ!
肥満が引き起こす
“小児糖尿病”から
わが子を守れ!
「たくさん食べて、おりこうさんだね❤」
愛するわが子が口いっぱいに食べ物をほおばる姿がかわいくて、ついたくさん食べさせ過ぎてしまうママは多いのではないでしょうか?
乳幼児期の“ぽっちゃり体型”は、1歳前後で動き回るようになると急速にスマートになることから気にする必要はないと言われているものの、3歳以降はかなりの注意が必要なんですって!
★“メタボ”な子どもが急増中!!
★9~17歳の男の子の10人に
★1人は肥満という調査結果が
★肥満が“小児糖尿病”を
★引き起こすことも。生活習慣や
★間食のあげかたが原因!?
★子どもの生活習慣や食生活を
★見直すことが予防の第一歩!
わが子は大丈夫かな?
肥満の判断基準はコレ!
子どもの肥満のほとんどは「単純性肥満(原発性肥満)」といって、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回っているために生ずるもの。
ちなみに「肥満度」とは、標準体重に対して実測体重が何%上回っているかを示します。
幼児では肥満度15%以上は太りぎみ、学童では肥満度20%以上を軽度肥満といいます。
子どものときの肥満は、大人になってからの肥満につながることもわかってきているというから、さあ大変です!
あなたのお子さんは大丈夫ですか?
見た目だけじゃない!
ホントは怖~い肥満の話
文部科学省の調査によると、ここ30年間で肥満傾向の子どもは倍以上に急増し、9~17歳の男の子の10人に1人は肥満だと言われているそう。
これは、子どもの生活リズムが「夜型」になっていることや、おやつを必要以上に与えすぎていたり、朝食を食べずに夕食は19時以降に摂るといった食生活の乱れが一因とされています。
そして信じられないことに、見た目が太っているだけではなく、内臓に脂肪がたまって、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になりやすい、いわゆる“メタボ”な子どもも珍しくないんですって!!
“肥満”が影響する
『2型糖尿病』って?
子どもの肥満が引き起こす生活習慣病として、最近とくに問題になっているのが『小児糖尿病』です。
糖尿病にはいくつかのタイプがありますが、国内の糖尿病患者の95%以上は2型糖尿病といわれています。
これは食べ過ぎ(とくに高脂肪のもの!)や運動不足、肥満などの生活習慣の乱れ、ストレスや加齢も原因として発症するもの。
この2型が、いま中高年だけでなく小児の発症が増加傾向にあるんです!!
そして、この糖尿病の怖いところは自覚症状がほとんどなく、放っておくと合併症を引き起こしてしまうこと。
(気になる方はこちらでチェック★→糖尿病症状セルフチェック)
慢性合併症の中でも
・糖尿病網膜症
・糖尿病腎症
・糖尿病神経障害
の3つは3大合併症と呼ばれ、放置しておくと糖尿病発症時から10~15年で合併症が出てくるといわれています。
そして、糖尿病は一度かかったらずっと注意が必要で、食事療法、運動療法、薬物療法などで血糖値が下がっても、完治ということはないのです。
子どもにはできるだけ避けてあげたいですよね。
小児糖尿病の予防には
“ママの力”が必要です!
では、メタボや肥満による小児糖尿病などの生活習慣病を予防するには、どうしたらいいのでしょうか?
1)食生活を見直してみよう
引用:https://jp.diabetes.sunstar.com/food/recipe/rice/rice16.html
過食や偏食、高脂肪の間食を減らすことが大切です。そして毎日の食事は、バランスのいい献立作りを目指しましょう。レシピはこちらを参考にどうぞ★
2)夜型の生活を改善する
家族の健康を管理するのはママの仕事。つい大人に合せた時間で子どもも生活していませんか? 夜型のファミリーは、生活習慣を改善してみましょう。
3)身体を動かそう!
運動はもちろんのこと、子どもを日常生活でよく歩かせるようにしたり、家の中で家事を手伝ってもらうなど、動くことを億劫にならないようにしてあげて!
いかがでしたか?
さらに詳しいことが知りたいママは、下記サイトをチェックしてみてくださいね。
我が子のためにも、確かな知識を持ってしっかり予防に努めたいですね!
文/よしだみすず
参照/
糖尿病の食事
糖尿病の治療と予防ナビ
糖尿病症状セルフチェック
日本小児内分泌学会
メタボリックシンドローム・ネット
厚生労働省「糖尿病を放っておくとどうなるんだ?」
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