2015.06.24
子どもの同士のトラブル!親はどこまで入っていいの?
子ども保育園・幼稚園や学校などの集団生活が始まると、子ども同士でのトラブルが起こることもあります。
そんなとき、親はどこまで介入していいものなのでしょうか?
子ども同士のトラブル、まずどうするべき?
我が子がトラブルに巻き込まれた!となったらついつい冷静さを失ってしまいそうですが、まずは落ち着いて話を聞いてみましょう。
ママまで一緒に感情的になってしまっては子どもも戸惑ってしまいますので、そこは怒らず責め立てず落ち着いてトラブルの一連の状況を聞いてみます。
しかし我が子だけの意見では真実が見えないこともあります。被害者であると思っていたら実は加害者であった、なんてことも否定できません。
今すぐ「どういうことか?」と相手の親に確認したい気持ちになるでしょうが、そこは一旦、第三者である担任の先生に委ねることにしましょう。
最初から親同士が直接やり取りをするのは、トラブルが悪化する可能性もあります。
先生に相談する方法は?
相談するには(1)連絡帳(2)電話(3)面談の方法がありますが、トラブルの度合いによって使い分けます。
「最近、子どもが学校で使う備品をよく失くす。いじめにあっているんじゃないだろうか?」
こんな疑問を持ったら、まずは連絡帳に「最近、備品をよく失くすので物を大事にするよう注意しましたが、先生からも目に付くようなことがあれば注意していただくようお願いします。」のように伝えておきます。
そうすることでトラブルを未然に防ぐことも可能ですし、その事実を残しておくことにもなります。
「A君に貸したままの習字セットが返ってこない。」
段々とトラブルが表面化してくると、子どもの不注意だけとは言い切れない事態も出てくるでしょう。そういうときは文章にするよりも電話で話した方が、誤解もなく伝わりやすいです。
先生に対しても感情的に話すのではなく、あくまでもこちら側の意見を事実として話します。
それでも事態が改善されない場合は、先生や相手の親も交えた面談を設けてもらうのもひとつです。
親としてやってはいけないNG行動
・いきなり相手の親と直接交渉
我が子だけの一方の意見だけで早合点して、相手の親にいきなりコンタクトを取ってしまうと、親同士のトラブルになってしまうこともあります。
まずは第三者である先生に相談するようにしましょう。
・感情的になって話すこと
子ども・先生・相手の親(子ども)、いずれの場合でも感情的になって話すのはNGです。
こちらが感情的になってしまうと、相手側も感情的になって落ち着いた話し合いができず余計に話がこじれてしまうことも考えられます。
・子どもの意見より親が出すぎてしまう
子どもを思う気持ちはどちらの親にもあります。我が子が心配なのはわかりますが、そもそもは『子ども同士のトラブル』です。解決しなければならないのは子ども同士です。
例えば子どもが「大丈夫、A君と話してもう解決した」と言うのなら、その意見を尊重して事を荒げず見守ることも大事です。
・非を認めず謝罪しない
こちらに非があれば素直に謝罪します。子どもと一緒に相手宅にお伺いして謝罪する姿を見せることは、今後の子どもの成長にも必要なことです。
子どものことになると一生懸命になってしまうのは、どの親も同じだと思います。子どもを信じることも大事ですが、社会生活には協調性も必要です。
子どもにとって最善の解決方法に導くサポートをしてあげてください。
文/津田マリリン
Photo/Aislinn Ritchie
参照サイト/
パピマミ「子供同士のトラブルが起きた時の対処法」
ママノート「学校で子ども同士のトラブルが起こったらどうする?」
大手小町「怒鳴り込みって、一般的におかしいことですか?」