2014.03.18
旦那は運命の人じゃない!? 『シンデレラ症候群』の恐怖
幼い頃、女の子なら一度は憧れるお姫様。しかし、大人になってからも“白馬の王子様がわたしを幸せにしてくれる”というお姫様願望を捨てきれない『シンデレラ症候群』の女性が増えているそうです。
パートナーとの関係がうまくいかなかったりすることもある『シンデレラ症候群』の原因は何なのでしょうか。
『シンデレラ症候群』とは?
男性に高い理想を追い求め続ける、女性の潜在意識にある“依存的願望”を指摘したシンドロームの名称で、『シンデレラシンドローム』『シンデレラコンプレックス』ともいいます。
童話『シンデレラ』のように、理想の男性が現れて幸福にしてくれるのを夢に見ており、「男性に守ってもらいたい」、「幸せにしてもらいたい」という気持ちが常にある現代病のひとつです。
なぜ増えているの?
夫婦共働きがあたりまえとなっているこの時代、私たち女性も社会で責任のある仕事を任されたり、やりがいのある職についてバリバリ働くことが求められています。
しかし、私たちの母親世代は専業主婦が主流。女性として、母として上手に生き抜いていく術を知らない私達が大人社会で責任を果たすことに恐怖感を持つのはあたりまえのことかもしれません…。
“外で働かずとも幸せにしてくれる男性と結婚したい、けれど生活のために仕事をやめることができない”という状況が、「やっぱり運命の人じゃなかった」「誰か私を助けて」という精神状態を作ってしまうのです。
“求めすぎる”女性たち
では、専業主婦は『シンデレラ症候群』とは無縁かというと、そうでもないのです!
“休日は家族で公園に行きたいのにパパはいつも家でごろごろ”“ママ友はいつも新作のブランド物を身につけてるのに、うちは今月も節約生活”など、理想と違う点があると「やっぱりこの人は運命の人じゃなかった」と冷めてしまうのです。
また、主婦になったことでパパに依存しすぎてしまい、必要以上の幸せを求めるのも立派な『シンデレラ症候群』の症状です。
『シンデレラ症候群』から脱するには…?
物語の中で、シンデレラが幸せになるかどうかのカギを握っているのは王子様ですが、“女性の幸せはすべて、男によって決まる”という考え方は現代的ではありませんよね。
「幸せにしてもらいたい」よりも「大切な人は私が守るんだ」という少し男前な気持ちと、「私の人生の善し悪しを旦那に決められてたまるか」という自立心が必要なのかもしれません。
育児と仕事の両立は大変ですが、子どもたちが大人になる頃は今よりもっと女性の社会進出が進んでいるはず! 将来、「ママはこうやって育児と家事を両立してたな」と思ってもらえるような道しるべを作ってあげられると良いですね。
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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