2014.05.29
気をつけて! 1歳までの子どもの事故No.1は○○!
危険性の認識と対策で
子どもを事故から守れる!
日本の乳児死亡率は世界で最も低いことはよく知られていますが、事故による死亡率は先進15カ国中12位(0歳)、11位(1〜4歳)なのです。
ちょっとした油断から起きてしまう日常の事故を防ぐには、その危険性を意識することが大切です。
★1歳時までの子どもの
事故NO.1は『転落』だった!
★日常にある危険性を
意識することが大切
★子ども目線で家庭内を
もう一度見直そう!
子どもの事故No.1は「転落」
消費者庁では、母子向けのイベント会場で、子どもの事故予防に関するアンケート調査を行いました(回答数は約400名)。
子どもが事故に遭った、遭いそうになったことがあると回答があったなかで、状況別に多いもの上位3つは、次の通りです。
1位 『転落』
ソファー、ベッド、バルコニー
2位 『指はさみ・打撲・切り傷』
ドア、家具の角
3位 『誤飲・窒息』
タバコ、食べ物、おもちゃ
大人にとっては、それほど高くないソファやベッドでも赤ちゃんにとっては相当の高さです。
消費者庁が提携する医療機関から集めた事故情報によれば、平成22年12月から平成25年6月までの間に、6歳以下の子どもによる大人用ベッドからの転落事故が266件生じており、これらはほとんどが2歳未満の乳幼児によるもので、うち14件が骨折や頭蓋内損傷など中等症以上の事故となっています。
寝返りをしない赤ちゃんでも油断は禁物! 一瞬目を離した隙に突然できるようになり、転げ落ちてしまう可能性があります。
ちょっとした油断から起こる日常の事故を防ぐために、以下をチェック!
1.転落(階段)
子どもがひとりで階段の中に入れないように、階段の上下に柵を設置するようにしましょう。
また、各段に滑り止めをつけたり、照明を明るくすることもよいでしょう。
子どもと一緒に階段を登り降りする際には、常に子どもの下側を歩き、転落に備えましょう。
2.転落(ベビーチェアー)
ベビーチェア―は安全な良いものを選び、必ず安全ベルトをするようにし、転落事故を防ぎましょう。
3.溺水(浴槽)
子どもは水遊びが大好き。しかし、浴槽、バケツの水、浅いプールなどでも、子どもだけで遊ばせておくのは大変危険です。
たった数センチほどの水深でも溺れることがあります。風呂場には必ず外鍵をかけ、また、浴槽に残し湯をしないようにしましょう。
4.誤飲(タバコ)
この時期の子どもは何でも口に物を入れるようになります。誤飲しやすいものに、タバコ、薬、化粧品、洗剤、防虫剤などがあります。
これらのものは子どもの手の届かないところにしまうようにしましょう。
5.誤飲(薬品)
トイレや浴槽の掃除用洗剤は、強い酸やアルカリ性のものが多く、これを誤飲してしまうと、命にかかわるような重大事故になる危険があります。
これらは、子どもの手の届かない所か、鍵のかかるところにしまうようにしましょう。
6.やけど(食事)
食卓にある、お茶やコーヒー、めん類、味噌汁なども子どもが不用意に手を出すとやけどの危険があります。
また、テーブルクロスを引っ張って、食卓にのっていたものを頭から浴びることもありますので、この時期はテーブルクロスの使用はひかえた方がよいでしょう。
7.はさむ事故(ドア)
ドアと壁のすき間に指などをはさむ事故も多くなっています。勢いよく閉めたりすると、骨折や切断などの大きな事故につながります。
子どもがドアのそばにいる時には注意しましょう。
8.交通事故(自動車同乗中)
子どもを車に乗せるときは、いつでもチャイルドシートを使うことが大切です。後部座席に正しい方法でしっかりと固定するようにしましょう。
また、車の中でふざけさせないことも、安全運転する上で大切です。
文/Sayulily
photo/jerryfergusonphotography
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