2015.07.19
葛藤あれども母は強し!!『シングルマザー』の生き方・働き方
シングルマザーは子育てと仕事を一人でこなすため、とても苦労が多いですよね。それでも大事な子どもたちを育てると決めた以上、母親は強いもの。
シングルマザーの仕事の現状や、よりよい環境で働く方法、両立するコツなどを紹介します。
子育てと仕事の両立の難しさ
シングルマザーの家庭の76%は小学生以下の子どものいる子育て真っ最中の20代・30代です。
ワークライフバランスが未だとりにくい現在の日本では、育児中の女性が働く先を見つけるのも簡単ではない上に、働ける時間に限りがあると採用がより難しくなります。
生活のために働きたいけれど、子どもが小さいうちはなるべく一緒にいてあげたい…母親の想いは板挟み状態です。
シングルマザーの仕事はキャリアアップを視野に入れて
シングルマザーとなる場合、新しく仕事を決めてから離婚へと進む方が多いようです。ハローワークへ行けばマザーズハローワークという、母子家庭世帯向けのサポートも受けられます。
その他にも教育訓練の給付金や、母子家庭の母が経済的に自立するために必要な技能を習得する際の支援をおこなうために促進費が支給されます。
シングルマザーが実際に多い職場は介護職や医療業界、コールセンターなどです。介護業界で働いている人が多い理由は、仕事をしながら経験を積むと取得できる国家資格に「介護福祉士」とそのワンランク上の「ケアマネージャー」があるからでしょう。
介護職の人材不足は長年問題になっているので、安定した収入と職に困らない資格取得は魅力的です。資格取得後は正社員やパートなど、子どもの成長に合わせて働き方を変えていけます。
シングルマザーに必要なのは時間のやりくり
仕事をしていると子どもたちとのふれあいの時間が減ってしまうことが心配です。なるべく仕事以外の時間は子どもたちと過ごしたいですよね。
そんな時は便利なサービスを活用しましょう。たとえば、ネットスーパーなどは大幅な時間の節約になります。
また、シルバー人材派遣やファミリーサポートなども上手に利用しましょう。
母親の心身の健康が一番大事!
シングルマザーは金銭的な問題から、家事や子どものことで頭がいっぱい。時に不安も多いと思います。
母親の心身の健康が家族を支える上で一番大事なことなので、体と心はしっかりと休めましょう。
子どもをひきとった母親は一人で多くのことをこなさなければならないので、大変なことも多く、まわりの理解やサポートは必須です。
しかしママは家族の中心、ママの笑顔が子どもたちのなによりの幸せです。まだまだシングルマザーへの理解も完全とは言えない日本ですが、少しでも働きやすく、生活のしやすい環境になることを願いたいですね。
文/sesami
参照/パピマミコラム シングルマザー・母子家庭