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賃貸住宅を出るときに絶対損をしない方法!!

賃貸住宅を出るときに絶対損をしない方法!!

ポイントは出るときじゃなく、
入るときでした!

 


 


 賃貸住宅に住んでいると、一番トラブルが起こりやすいのは退去時ではないでしょうか? 敷金を返してもらえない、さらには修繕費を上乗せして請求されるなんていうトラブルも耳にします。敷金は何に使われているのか、住んでいる私たちは何を払わなければいけないのかを「センチュリー21 針木工務店」さんにお聞きしました。


 


賃貸住宅を出るときに絶対損をしない方法!!_1


故意・過失による
損傷は自己負担


契約書がすべて! 
入居前に細かくチェックしよう


トラブルはすべて報告して、
キレイに使うことを意識


 


敷金の基本知識


 賃貸住宅を借りていた人が退去したら、大家さんはその部屋を次の人に貸せるように、クリーニングしたり壁紙を変えたりとリフォームします。このときに、「通常損耗(=経年変化、住んでいるうちに自然と消耗する部分)」は一般的に大家さん負担になります。では、どこからどこまでが、通常損耗になるのかというと、これは住んでいる地域によって条例があり、それによって決まっているために一概には言えません。


 逆に、住んでいる人の故意や過失によって損傷した場合には、敷金からその修理代が払われます。


 「故意・過失による損傷」とは、例えば、子どもが誤ってガラスを割ったり襖を破いた場合やタバコの火を落として畳を焦がしたというのがそれ。わざとではなくても、住んでいる人が損傷してしまった場合には、自己負担になるのです。


 


入居時に契約書をチェック


 そもそも、出るときにトラブルにならないためには、入居時の契約書の時点でわからないところを聞いておく必要があります。


 敷金が返ってこない! と大騒ぎしても、契約書に記してあれば、それに捺印しているのですから、返ってこないことが多いのです。


 また、「故意・過失による損傷」の有無に関わらず、一定の敷金は戻って来ないという契約やハウスクリーニング(出た後に業者が行う掃除)は借りた人の自己負担としている契約書もあります。


 契約する時に、わからないこと、出るときのことを確認しましょう。捺印し、契約が終了した後に、契約書の内容を自分に都合の良いように変更するのはまず難しいといえます。


 


自己負担にならないために
気をつけたいポイント


 とはいえ、多くの契約書では敷金から自己負担分を引いて借りていた人に返却されます。そこで、自己負担を減らすために気をつけておきたいことをいくつか紹介します。


 


1、           
見落としがちな点にも
注意を払う!


 とにかく、部屋をキレイに使い続けることが、自己負担を減らす最大のポイントです。しかし、表面的にはどんなにキレイに使っていても、見落としてしまいがちな箇所があります。見えない部分もキレイに使うことがポイントです。


 例えば、冬の窓の結露をそのままにしておくと、窓枠の木部が腐食してしまいます。これは、自己負担になることが多い部分です。また、日当りの悪い部屋は、家具の裏側もカビてしまうので注意しましょう。


 


2、           
住んでいる間のトラブルは
すぐに報告する


 入居前に、部屋の汚れや傷は細かくチェックして、何かあれば大家さんや管理会社に連絡しましょう。できれば、直接見に来てもらい、写真に残してお互いに汚れや傷を認識しておきます。そうすることで、退去時のトラブルを減らすことができます。


 また、住んでいるときに、故意や過失ではないのに、部屋に変化があったらそれもすぐに報告しましょう。シロアリが出た、雨漏りがする、水道管がおかしいなど、気になることは必ず報告、相談します。


 例えば、網入りのガラスが日当りのいい窓についていると、温度差で何もしていなくてもヒビが入ることが多くあります。ヒビが入っていることに気づいて報告すれば、大家負担で修理することもできますが、気づいているのに報告をしなければ、出るときにトラブルの原因になります。


 


3、           
退去時には家をキレイに!


 引っ越しが終わってから、部屋をキレイに掃除してから出ましょう。大家さんも管理会社も人間です。きちんと掃除をしてある部屋とホコリやゴミがそのままに放置されている部屋では心証が違います。


 


 


取材協力:センチュリー21 針木工務店
フリーダイヤル:0120-1515-21


 


※TOP画像はイメージです。企画とは関係ありません。


 (取材・文/嶋田真己)


 


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