2023.10.24
妊婦さんにも多い!?氷を異常に摂取したがる『氷食症』って?
口の中をひんやり冷やしてくれる氷。特に夏の暑い時期に食べるととってもおいしく感じますよね。でもその量が異常に多いと、それは体の異変のサインかもしれません。妊婦さんにも多いといわれる氷の異常摂取。その特徴や原因とは…?
どこからが『氷食症』?その特徴とは
参照:写真ACジュースを飲んだ後にコップに残った氷などをバリバリと食べるという人はあまり珍しくはありませんよね。ただし、これが度を越して氷を欲してしまうようであれば『氷食症』を疑ったほうがいいかもしれません。
氷食症とはその名の通り、異常に氷や凍らせたものが食べたくなってしまう症状のこと。“1日に製氷皿1皿以上の氷を食べてしまう”、“身体が冷えてしまっても、氷を食べるのをやめられない”という人は要注意です。
妊婦さんにも多い!?『氷食症』の原因とは
参照:写真AC氷食症の注目すべき点は、妊婦さんや若い女性によく見られる病気でもあること。氷食症の詳しい原因はまだ解明されていませんが、『鉄分不足』が引き金になっていると指摘する専門家が多いようです。
鉄分不足で貧血になると、脳に十分な酸素が行き渡らなくなって体温調節中枢や満腹中枢に影響を及ぼし、その反応として氷を食べすぎてしまうという説があります。また、鉄分が不足すると冷え性や肩こり、貧血、動機などの症状が現れて体温が上昇するため、体を冷やそうと無意識のうちに氷を食べてしまうこともあるのだそう。
また、氷食症には『強迫神経症』という精神疾患が原因となっているケースも。強迫神経症はひとつのことにとらわれてしまう病気のことで、その症状のひとつとして氷食症を発症することがあるようです。もともと精神疾患の素因がある人は、妊娠をきっかけに氷食症の症状が表れることもあるのだとか。
妊娠すると『貧血』にもなりやすくなるので、総じて妊娠さんには氷食症の症状が見られる人が多くなるようです。
『氷食症』への対策とは
参照:写真ACもしかして自分も氷食症かも…?と思ったら、まずは病院にかかるのがおすすめ。貧血かどうかを検査し、鉄材の内服や貧血を引き起こす症状の対策を行います。
予防するには日頃から鉄分をしっかり摂るように意識することが大切ですが、すでに氷食症の症状が出ているならかなり貧血が進行しているケースもあるので、専門の医療機関を受診するほうが安心です。
ただの氷好きと思っていたら実は大間違い。その裏には貧血や精神疾患などが隠れているかもしれません。ちょっとおかしいな、と思うほど氷を食べたいようなら、ここで特徴として挙げた内容を参考に『氷食症』の可能性も疑ってみては?
参照:マイナビウーマン「【妊娠出産のウソ&ホント】妊娠中は氷が食べたくなるってホント?」ベビーカレンダー「【医師監修】妊婦さんが氷を食べずにいられない氷食症とは?」
レジデントノート「第35回 氷をバリバリかじる人は病気?」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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