2015.09.29
『産後の生理』はコントロールできる!?再開の鍵は授乳にあった!
周囲のママ友から「二人目を考え始めた」なんて話を聞いて、「えっ! みんなもうそんな時期!? 私、まだ産後の生理も再開してないんですけどー!」なんて内心焦ったりした人! …それは私です。
結局筆者は産後ちょうど1年で生理が再開しましたが、同じ産院だったママは産後の悪露続きで生理が始まったと言っていました。実際それくらい個人差があるようです。
二人目を早く産みたいと考えている人にとっては待ち遠しいものですが、産前に生理痛などがつらかった方はなるべく遅くでいいと思ってしまいますよね。実際、再開の時期はコントロールできるのでしょうか?
コントロールの鍵①「母乳」
あくまでも平均ですが、粉ミルク育児をしている人で産後3カ月から5カ月、完全母乳育児をしている人で産後5カ月から7カ月ぐらいから生理を再開している人が多いそうです。
つまり鍵を握っているのは「母乳育児」ということになります。
赤ちゃんが乳頭に吸いつく刺激によって分泌される、プロラクチンやオキシトシンというホルモンにより排卵が抑制されるため、基本的に授乳をしている限り、生理が再開することはないとされているそうです。
単純に考えると、早めに生理が来てほしい人はミルク中心で、遅く来てほしい人は母乳中心にする、ということがいえそうです。
コントロールの鍵②「授乳間隔」
遊び飲みが始まる生後4カ月前後は授乳間隔が乱れ、授乳量にもばらつきが出ることによって生理が再開しやすくなることがあるそうです。
再開を遅くするため一定量のホルモンを分泌させるには1日5回以上、1回10分以上与えることが必要になります。
コントロールの鍵③「夜間授乳」
赤ちゃんが夜にまとまった睡眠をとれる月齢になると、夜間授乳の回数が少なくなります。ホルモンの働きは夜に活発になるため、夜の授乳が減ると必然的にホルモンの分泌量が不足し、生理が再開することも。
完全母乳で育てたいけど生理は早く来てほしいという人は、赤ちゃんが寝る前にたっぷりと飲ませて、夜間授乳を減らすようにすると良いかもしれません。
時期をコントロールしているつもりでも産後の生理は不安定なもの。再開しても無排卵であったり、逆に生理が始まる前の排卵日に気付かず予想外の妊娠をしたりしてしまうことも…。春生まれの子どもの出産後すぐに妊娠すると、きょうだいが同じ学年になってしまうこともあり得ます。
ちなみに、近年の質の良い栄養と体力を回復しやすい環境のおかげで、産後の生理の再開は年々早まってきている傾向にあるといいます。自分の体と生理をコントロールして、快適な育児生活を送りたいですね。
PHOTO / Adam Taylor参照 /アカイク『授乳中の生理について知っておきたいこと』
産後のママの体と心を元気にする秘訣!
「出産後の生理について」
みやざき
2014年待望の息子を出産した新米ママです。せめて両親は越えて欲しいと、子供の習い事や子育てに興味津々。また希望してからなかなか妊娠できなかった経験から、女性の健康にも日...
詳しくはこちら