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2017.10.22

教育熱心な親が注目!『オルタナティブ教育』とは?メリットとデメリット

教育熱心な親が注目!『オルタナティブ教育』とは?メリットとデメリット

人気俳優斉藤工さんが受けていた『シュナイター教育』や、ウィリアム王子とヘンリー王子が受けた『モンテッソーリ教育』などの『オルタナティブ教育』と呼ばれるものが、教育熱心なパパやママの間では話題になっています。

今回はオルタナティブ教育とはどんなものかご紹介します。

オルタナティブ教育って?

オルタナティブスクール(Alternative school)とは、伝統的な教育とは異なり、欧米の哲学的な思想に基づく教育を取り入れた学校のことです。

画一的な教育ではなく、子供個人を尊重し、子供が本来持っている探求心に基づいた活動を促し、自律的・主体的に学習や行事が展開されるようにしていく教育です。

こういったオルタナティブ教育の場では、大人は「教師」ではなく、あくまでも子供をサポートするスタッフというスタンスとなります。有名な教育法では、モンテッソーリ・イエナプラン・シュタイナー・サドベリーバレーなどが挙げられます。

オルタナティブ教育にはどんなスタイルがあるの?

世界的に有名な『オルタナティブ教育』が2つあります。

シュタイナー教育

ひとつは『シュタイナー教育』。ドイツの哲学者、ルドルフ・シュタイナーが提案したものです。小学校に上がるまで文字を教えたり、特定の教材を使ったりするような早期教育は行わず、子供の感性や自主性を重んじる教育です。

モンテッソーリ教育

もうひとつ有名なのは『モンテッソーリ教育』です。基本的な考え方は「子どもは生まれながらにして、自分自身を成長させ、発達させる力をもっている。したがって保護者や教師といった大人は、子どもの成長要求をくみ取らなければならない。子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすべきだ」というもの。

こちらは独自の教材を使い、暗記にたよらず、文字や数を手で触ったり、見たり、聞いたり、感じたりしながら感覚で覚える教育を推進しています。

どちらも海外では、幼稚園から高校まで一環教育を行う学校があり、自主的に社会貢献できる人材をつくり上げている教育として、社会的に高い評価を得ています。
しかし、日本では『モンテッソーリ教育』は小学校受験の準備のための早期教育というイメージが強いため、お受験幼稚園がモンテッソーリの一部のカリキュラムを取り入れてはいるものの、国の認可を受けた小学校や中学校はまだないというのが現状です。

オルタナティブスクールの魅力とは?

オルタナティブ教育

Photo/Billion Photos/shutterstock

子供が主体となる学び、自発的学習を支援することを目的としたオルタナティブスクールでは、子供が興味や関心を持ったことを中心に、生活のルールや学習プラン、イベントなどを子供が話し合って決めていきます。

画一的な教育法ではなく、一人ひとりの個性を尊重し、基礎学習やテーマ学習を進めていくような傾向にあり、個性が強い子供でも無理なく学ぶことができます。

また体験型学習が多いため、手芸や工作、絵画や料理、演劇や農業などさまざまな分野に挑戦したり、研究したりするため、知的好奇心が高い子供にはぴったりですね。

少人数制で、異年齢の子供たちと行動することが多いオルタナティブスクールでは大人のサポートの丁寧で手厚いばかりか、自分より小さな子供を思いやる気持ちを育んだり、子供同士の関係の中で学びが得られたりとメリットも多く、兄弟のいない子供にもおすすめです。

オルタナティブスクールのデメリットや注意すべき点

メリット満載のオルタナティブスクールではありますが、反面デメリットも存在します。

無認可

日本では無認可であるため、オルタナティブスクールに通っていても、法的には不登校の扱いになってしまいます。

ただ少数ですが、私立学校として認可されているオルタナティブスクールもありますし、地域によっては、一定要件を満たしていれば指導要録上は地元校でも出席扱いとなり、卒業資格を得ることができる場合もありますので、事前によく調べておくようにしましょう。

費用が高額になる

私立ですので、費用が高額になってしまうのもデメリットのひとつ。今後少しずつ費用負担が軽減される方向とも言われていますが、公立校に比べればやはり費用はかなり高額です。

学校の数が少ない

現在の日本では、子供をオルタナティブスクールに入れたいと思っても、近隣にないことも多いようです。

まだ日本では広く知られてはいないオルタナティブ教育ですが、これから先の時代を歩む子供たちにとっては、大変重要なものを育ててくれる教育ではないかと思います。

「学校教育と言えばこれ」などという固定概念に捉われず、子供を主体的で自立した人間に育ててくれるオルタナティブ教育も、ひとつの選択肢にいれ、お近くのオルタナティブスクールを見学してみてはいかがでしょうか。

TOP PHOTO/ wavebreakmedia/shutterstock
参照/ AllAbout「オルタナティブスクールとは何?その魅力と注意点」
Amebaニュース「ウィリアム王子やヘンリー王子、斉藤工も受けていた「オルタナティブ教育」って何?」
ベネッセ教育情報サイト「モンテッソーリ教育ってどんなもの?保育園・幼稚園の特徴や教育内容をご紹介!」

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記事提供:ならいごとキッズ マガジン

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