子連れでお葬式に参列するとき、注意しておきたい5つのポイント
先日子連れでお葬式に参列したのですが、いつもと違う雰囲気にテンションがあがってしまい、騒いでしまう子どもの姿を見かけました。そこで、事前に知っておいたほうがよいポイントをまとめます。
お葬式は子どものテンションがあがりやすいもの
お通夜やお葬式はいつもと違う雰囲気だったり、顔見知りの親戚が多かったりするため、子どものテンションがあがりやすいものです。また待ち時間や座っていなければならない時間も多いので、飽きてしまい、大きな声を出してしまうことも。
子どもの行動は親でさえ予測できないことが多いので、ヒヤヒヤしてしまいますよね。
事前によく言い聞かせておく
子どもは、そもそも“死”ということがどういうことか理解できていないので、まずは死について一緒に考えて説明しましょう。亡くなるということは、もう会ったり話したりすることができなくなる、悲しいことなのだとわからせることが大切です。
次に、お葬式は亡くなった方のための儀式なので、主役は子どもではないから騒いだらいけないのだと説明しましょう。そして「集まっている人たちは、故人にもう会えなくて悲しい気持ちだから、静かにしていようね」と伝えると、理解しやすいようです。
言い聞かせる際のポイントは、目を見て真剣に説明すること。そして、ここぞというときに、「今は静かに待っている時間だよ」と教えると、子どもながらに我慢できるものです。
騒いだらいったん退室
静かにしていなければならないとわかっていても、長い待ち時間や、読経の間には、飽きてしまいますよね。他の参列者に迷惑がかからないよう、事前に後方の席に座っておくと、席をはずしやすいですよ。「外で控えるのは失礼では?」と思われがちですが、終始騒いでしまうよりはずっといいです。
また、赤ちゃんの場合は連れて行かないのが原則です。しかし近い身内の場合は、欠席するわけにもいかないので、同様にいつでも席をはずせるようにしておきましょう。
子守り担当を決めておく
事前に子守り担当を決めておくことも重要です。夫婦や親戚などから決めておきましょう。子どもと外で控える場合は、焼香の際に、交代しながら出入りしてかまいません。
主体的に参加させる方法も1つの手
葬儀は子どもの出番はほとんどないので、あえて主体的に参加できる場面を作ってみてはいかがでしょうか。例えば、故人に手紙を書いて棺に入れることも立派な役目になります。年齢にもよりますが、手紙を入れるそのときまで、緊張感を持って待てる子もいますよ。
子ども自身が参加することで、死や別れについて、何かしら感じるきっかけになるのではないかなと思います。
服装は黒系を選べばOK
未就学児の服装は、必ずしもスーツでなくて大丈夫です。黒・白・グレー・紺のシャツやポロシャツに、黒・グレー・紺のズボンやスカートで十分です。赤ちゃんの場合は、黒い服はあまり売っていないので、モノトーンや白でもOK。ない場合は、ベージュや淡い水色を選びましょう。
小学生以上は、制服がある場合は制服を着用しましょう。制服がない場合は、黒系のジャケット・白いシャツ・黒系のパンツかスカート・白か黒系の靴下と靴を着用するのが望ましいです。
悲しい別れは突然くるものです。普段からあえて備えておく必要はありませんが、頭の片隅に入れておくと、いざというときに慌てずに済みますよ。
しみず
都内の大学を卒業後、青果物業界・金融業界勤務を経て、2010年に男の子を出産しました。現在は、子育ての経験を活かしながらライターをしています。健康オタクで、衣食住はできる...
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