2017.05.03
もう搾乳に時間をかける必要なし!?ママの自由度がアップする夢の搾乳機
産後の育児で大変なことのひとつが搾乳。慣れるまでなかなか量が取れないというのはもちろんですが、時間も手間もかかってしまうんですよね。
そんな中、ハンズフリーで母乳がとれる自動搾乳機が発表されたんです。仕事や家事をしながら搾乳ができる、夢の育児アイテムとなるかもしれません!
胸の張りに欠かせない“搾乳”はなかなか大変
母乳育児のママも、ミルク育児のママも、共に経験している人が多いのが搾乳。赤ちゃんが母乳を飲めないとき、胸の張りを鎮めるためにも搾乳は欠かせません。
でも、搾乳って意外に手間がかかるんですよね。特に0歳期のママは慢性的な寝不足でお疲れ状態。そんな中、時間を作って搾乳するのは本当に疲れます。筆者自身も「搾乳する時間があったらもっと寝ていたい~」と何度も思ったものです。
働くママの6割が会社のトイレで…
母乳育児を続けながら復職するママも、搾乳の機会が増えます。母乳を保存する目的だけではなく、仕事中にどうしても胸が張ってしまい、母乳を絞らないと乳腺炎などのリスクが高まってしまうため、搾乳は必須!
ところが『搾乳機メーカーのメデラ』の調査によると、職場で搾乳した経験のあるママのうち約4割が仕事中の搾乳について「サボっているようで、うしろめたい」と感じているのだとか…。さらに搾乳する場所にはトイレを選んでいる人が6割もいることが分かったんです。
なぜ育児をしながら働く母親がうしろめたい思いを、しかもトイレの中でしなければいけないのか? ワーキングマザーがおかれている状況を考えると少しモヤっとした気持ちになってしまいます…。
ハンズフリーの自動搾乳機『willow』発表!
多くのママが搾乳に手間をかける中、『willow』という搾乳機が注目を集めているんです!
『willow』は、ブラの中に入れておくだけで自動で搾乳してくれるアイテム。1月にアメリカで開催された家電の見本市で発表されたものです。
ハンズフリーで搾乳できるのはもちろん、静音設計で場所を選ばないというのがその特徴。これなら家事をしながら搾乳することも可能になるかもしれません…!
搾乳した母乳は『willow』内蔵のパックに入ります。どれくらいの量がとれたかスマホでチェックできたり、母乳が入ったパックをそのまま冷蔵庫で保存できたりと、実用性もしっかり考えられているのが魅力なんです。
便利な新作機器を紹介している『Engadget Japanese』がYouTubeに『willow』発表会の様子をアップしていました。製品の詳細や使用イメージが分かります。
価格が日本円で約4万8,500円と高価であったり、実際の搾乳中の見た目や、使い心地など、気になる点もいろいろありますが、ママの搾乳の苦労を解消してくれる夢のアイテムといえそうですよね!
『willow』は現在、開発の初期段階とのこと。価格はやや高めですが、搾乳の手間を考えると欲しくなっちゃうかも!? 今後の開発に期待が高まりますね!
PHOTO/Pavel Ilyukhin/ShutterStock
参照/
dot.ドット「搾乳は6割が「トイレ」で 働くママの「罪悪感」」
ユニ・チャーム「授乳期のあるある」
山下 二子
1984年生まれ。大阪在住。学生時代に医療福祉や情報処理・経理について学ぶ。卒業後は銀行に就職したのち、大手コールセンターへ転職。採用・研修・労務管理等を務めたが転居によ...
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