2017.09.27
赤ちゃんに『きのこ』はいつからOK?離乳食期のきのこの与え方とレシピ
ヘルシーで栄養満点なイメージの強い『きのこ』。離乳食を食べる赤ちゃんに与えるのはOKなのでしょうか?
きのこの種類別に赤ちゃんに食べさせてもいい時期と食べさせるときの注意点をまとめました。また、離乳食におすすめのきのこを使ったレシピを合わせてご紹介します。
きのこは栄養豊富でうまみたっぷり!
きのこ類は低カロリーで栄養豊富なのが特徴。特筆すべき栄養素はビタミンB、ビタミンD、カリウム、食物繊維です。
ビタミンB類は疲労回復に効果的で、ちょっと疲れたときにもおすすめ。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割があり、特に干しシイタケに豊富に含まれています。骨の成長が著しい幼児期や成長期にはぜひ取り入れたいですね。
さらにカリウムには過剰な塩分を排出する作用があり、食物繊維は便秘解消に効果があります。ちょっと濃い味のものを食べてしまったときや、便秘のときには特におすすめの食材です。
きのこにはうまみ成分である“グアニル酸”が含まれているため、カツオや昆布などのうまみ成分と合わせると相乗効果でうまみが倍以上に感じられるという特徴もあります。特に干しシイタケなどの戻し汁は独特のだしが取れるので、スープにするのもおすすめです。
きのこって何歳から食べられるの?離乳食でも使える?
栄養たっぷりでカルシウムの吸収も助けてくれるきのこ、ぜひ離乳食にも取り入れたいですよね。では、きのこはいつぐらいから食べさせてもいいのでしょうか?
きのこは基本的に7~8ヶ月ごろから使えるようになります。ただ、弾力があって噛みづらく、すりつぶしたり裏ごししたりするのも難しいので、初めは“だし”としてうまみ成分を感じられるようなスープなどに取り入れるようにしましょう。
シイタケ、しめじ
シイタケなどのようなかさの大きいきのこは9ヶ月ごろから食べさせてもOK! 初めは柔らかいかさの部分を小さく刻んで、柔らかく煮てから与えるようにします。
とろみをつけてあげたり、おかゆやチャーハン、肉団子などに混ぜてあげたりすると食べやすくなりますよ。
えのき
えのきは軸の部分が長いですが、かさの付いた先の部分であればやわらかいので細かく刻んで9ヶ月ごろから与えられます。長いと喉に詰まらせてしまうことがあるので注意してくださいね。クセもなく食べやすいので、あんかけやスープなどにもおすすめです。
まいたけ
かさが大きく、他のきのこに比べると噛み切りやすいので離乳食には比較的使いやすいきのこです。こちらも9ヶ月ごろから、かさの部分を細く刻んでとろみをつけてあげましょう。
なめこ
独特のぬめりがあるなめこですが、こちらも細かく刻んで9ヶ月ごろから使えます。使うときはさっと洗って下茹でし、細かく刻んでからお味噌汁などに使いましょう。
やわらかくぬめりがあるので、わざわざとろみを付ける必要もなく、ツルッとしたのどごしで赤ちゃんにも人気です。
エリンギ、まつたけなど
エリンギのような軸部分が多いきのこは噛み切れないため、1歳ごろから与えるようにしましょう。1歳以降も大きく割いた状態ではなく、シイタケなどと同様に小さく刻み、とろみを付けると食べやすくなります。
きのこ類は食物繊維が豊富なので便秘解消にも効果があります。ただし、消化不良も起こしやすく、便にそのまま出てきた!なんてこともある食材です。一度に大量に取りすぎないように注意しましょう。
幼児期になってもきのこ類は噛み切れないことがありますので、小さく刻んで与えるようにしてくださいね。
また、きのこ類はアレルギーの少ない食材ですが、絶対ないものではありません。どの食材でもいえることですが、初めて食べさせる場合は必ず1さじからにしましょう。万が一アレルギーが出た場合原因食材を特定するためにも、初めての食材が2種以上にならないようにするのもポイントです。
mamaPRESS編集部
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