2016.03.28
赤ちゃんのへその緒ってどうしたらいいの?何かに使えるの?
お腹の中でママと赤ちゃんをつないでいた『へその緒』。みなさん、どうされていますか? 病院などで桐の箱をもらったりしますが、へその緒って何か使い道があるのでしょうか? へその緒の保管方法と使用用途について調べてみました。
へその緒は乾燥させて保管を
お産セットには臍帯セットや、取れたへその緒を保管するための桐の箱が用意されていることもあります。 へその緒が取れたことに気づかず、行方不明になってしまうこともあるようですね。
へその緒って取っとく物なのかな。親が記念に取っとくだけだよね。産院でくれたから一応保管してたけど何年か経ってふと箱を開けたら恐ろしくカビてたから捨ててしまった(-_-)
— moco (@yumechima) 2016, 1月 8
ラッキーにもへその緒を確保できても、このような悲劇に見舞われないようきちんとした保管をしなくてはなりません。
まず取れたへその緒は、しっかり乾燥させる必要があります。ガーゼに包んで数日間、自然乾燥させてから桐の箱に入れましょう。桐は着物の保管にも使われるように、湿度を保って防虫効果があるので、へその緒を状態良く保存することができます。
へその緒の使い道ってあるの?
そもそもへその緒を保管するのはなぜでしょうか?
いろいろな説があるのですが、ひとつはDNA鑑定のため。何かの際にへその緒でもDNA鑑定が可能なようです。それから医学的根拠はありませんが、赤ちゃんが大病を患った時に、へその緒を煎じて飲ませるためという説もあるようです。
へその緒は誕生の証ともなるので、地域によりますが母親が亡くなった時か自分が亡くなった時に棺に一緒に入れる習慣もあるようです。母親の棺に入れるのは、出産育児はエンマ様も認める偉業で極楽に連れて行ってもらえるからなのだとか…。子どもの災いを持っていくとの考えもあるようですね。
自分の棺に入れるのは、もう煎じて飲む必要がなくなったことと、あの世で迷わず母親と再会するためなどと言われます。
臍帯血とへその緒は違う?
へその緒で思い出すのが臍帯血ですが、臍帯血は白血病や再生医療に利用されることがあります。臍帯血の採取と保存は、指定の病院で行わなくてはなりません。では保管したへその緒も何か医療に役立つかと言いますと…。
残念ながら乾燥したへその緒は医療の面で役に立つということはなさそうです。
ある日ポロッと取れた我が子のへその緒。夫が「大事に保管してね、何かの時に必要になるから!」と言っておりましたが、どうやら臍帯血と同じような力があると勘違いしていたようです。
へその緒は自分と子どもをつないでいた証。ただこれだけの理由で「取っておこう」と思うのも、親心なのかもしれませんね。
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
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