2016.08.03
腸内のデブ細菌を減らして痩せ細菌を増やす!『もち麦』ダイエットがすごい!
“痩せたい!でも食べたい!食べたい!でも痩せたい!”なかなかこのループから脱出できないママに朗報です。おいしく食べて痩せ体質を手に入れられる『もち麦』はご存知ですか?
タレントの虻川美穂子さんが、今年3月に放映されたフジテレビの番組企画で『もち麦腸活ダイエット』に挑戦し、2週間で3kg減したことでも話題になり、その後売り切れになる店舗が続出するほど今注目のダイエット食材なんです!
『もち麦』とはどんな食材で、なぜ痩せ体質になれるのか? その秘密を探ってみました。
デブと痩せの違いは『腸内フローラ』にあり!
同じような食事量と運動量なのに、太りやすい人と痩せやすい人がいますよね。そのカギを握るのが『腸内フローラ(腸内環境)』です。腸内には大きく分けて3種類の細菌が存在しています。
- 体に良い働きをする『善玉菌』(ビフィズス菌などの乳酸菌)
- 体に悪い働きをする『悪玉菌』(病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌など)
- どちらでもない『日和見菌』(善玉菌or悪玉菌の優勢に働く菌に同調して働く菌)
そして太りやすい人と痩せやすい人の違いは、この善玉菌にも悪玉菌にもなる『日和見菌』にあるといいます。太っている人の腸内は、日和見菌のうち悪玉菌優位で癌とも関連する『アリアケ菌』(デブ細菌)が多く、痩せている人の腸内は善玉菌優位で肥満を防ぐ『バクテロイデス菌』(痩せ細菌)が多く存在しているんだとか。
腸内の理想的な細菌バランスは、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7といわれます。つまりこの大部分を占める日和見菌が善玉菌として働くよう、腸内を善玉菌優位な環境にコントロールすることが、痩せ体質を手に入れる秘訣といえるのです。
腸内環境は、乳酸菌と食物繊維で整えられる!
腸内環境は食べ物で整えることができます。腸内を善玉菌優位にするには、まず『乳酸菌』をとること! 自分に合う乳酸菌を摂取できるよう、なるべくいろいろな種類の乳酸菌をとるのがオススメです。ヨーグルトなどの乳製品だけではなく、みそや漬物や納豆などの発酵食品にも乳酸菌は含まれています。
さらに重要なのが『食物繊維』。痩せ細菌として働くバクテロイデス菌は善玉菌優位の腸内環境で活性し、さらにエサとなる食物繊維を多くとることで、どんどん増えていきます。そして、この食物繊維を手軽にとれる食材としてオススメなのが、『もち麦』なんです。
食物繊維が豊富な『もち麦』は主食になるから食べてダイエットしたい方向き
もち麦のメリットは、なんといっても“食物繊維を主食としてとれる”ということ。グラノーラやオートミールなどのシリアルも食物繊維が豊富だと話題になりましたが、フルーツの糖分や牛乳の脂肪で逆に太ってしまったり、何より続けにくいという声もありました。
その点もち麦は、白米に混ぜればお茶碗1杯で1日に必要な食物繊維量をとることができ、『ごはん』として食べられるからこそ、「食べたい!でも痩せたい!」という方にはうってつけです。
もち麦ごはんの作り方はとっても簡単。洗った白米1に対してもち麦1(もち麦は洗わなくてOK)を軽く混ぜ、いつものように炊くだけです。プチプチでもちもちの食感を楽しめますよ。もち麦ごはんを毎日茶碗1杯続ければ、早い人は2週間ほどで体調の変化を実感するんだとか。
腸内環境は、体型だけでなく、体調や生活習慣病など体のあらゆる状態に大きく影響を与える重要な臓器です。健康のためにも、バランスのいい腸内環境を目指してみてくださいね。
参照/
NHKスペシャル「腸内フローラ解明!驚異の細菌パワー」
ビオフェルミン製薬「『腸内フローラ』って、何?」
はくばくもち麦ごはん「もち麦のチカラ」
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
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