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甘酒の意外と知らない「飲む点滴」と呼ばれる効果について

甘酒の意外と知らない「飲む点滴」と呼ばれる効果について

甘酒は、麹を使った発酵食品として、スーパーやコンビニでもよく売られています。
お正月に神社などで配られる甘酒は、とろみが強く、甘いお米のような香りに「飲みにくくて苦手」という印象を持つ方も少なくないのではないでしょうか?

ただ、最近の甘酒は種類が豊富にあり、さらりとしていて飲みやすいことから美容やダイエット、一食おきかえと、取り入れる方が増えています。甘酒は、ほっとできる自然の甘さが特徴ですが、飲む点滴と呼ばれるほどの健康効果も持ち合わせています。こちらでは、日本で昔から飲まれている甘酒について、その効果や作り方、おすすめのレシピをご紹介しています。

甘酒には2種類あり、麹甘酒はアルコールなし

参照:フリー画像 甘酒 – Bing images


甘酒には、「麹甘酒」と「酒粕甘酒」の二つのタイプがあります。

「麹甘酒」の「麹」は米麹のことです。 米に菌を植えつけてつくります。これを、炊いたご飯に混ぜて保温すると、菌の働きによって発酵が進み、ご飯に含まれるデンプンが分解されて甘酒が出来上がります。

この過程ではアルコールを発生させる化学反応は全くありません。 つまり、麹甘酒はお酒ではないのです。ですから、妊婦さんやお子さん、アルコールが苦手な人でも、どなたでも安心して飲んだり食べたりすることができます。

もう一方の「酒粕甘酒」は、酒粕に水や砂糖などを加えたものです。 「酒粕」とは、米に麹菌と酵母菌を加えて発酵させたもろみから日本酒をしぼった後に残る白色の固形物で、若干のアルコールを含んでいます。

この2つを見分けるには、購入時に原材料が「米・米麹」のみ書かれているかどうか確認することで見分けることが可能です。「酒粕」、「酒粕、米麹」と書かれているものは、微量のアルコールを含有しています。体質や年齢を考慮して買うようにしましょう。

甘酒の効果

参照:フリー画像 甘酒ダイエット – Bing images


・夏バテや疲労回復に良い

自律神経を整え、リラックスする働きがあるアミノ酸の一種、GABAが麹甘酒には含まれています。また、疲労回復に役立つビタミンB群、ブドウ糖も多く含まれています。


・腸内環境を整え、便秘を予防、解消。免疫力アップにも。

麹甘酒に含まれる麹菌は、善玉菌の一種です。そのほか便秘改善に有効な成分として、柔らかい便をつくる食物繊維、便に水分を与えて排便を促すマグネシウムが挙げられます。また、腸の中には数百種類の細菌が、600兆から1,000兆個も生息しております。免疫細胞の約7割が腸内に待機していることから、腸内環境を整えることは、免疫力アップにもつながるのです。


・女性に多い貧血や妊婦さんにも。美容やダイエットにも効果的

米麹には、赤血球の形成や胎児の成長に欠かせない「葉酸」、鉄分の働きを促進する「モリブデン」も多く含まれています。強い抗酸化作用をもつと言われるコウジ酸は、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成をおさえ、くすみの原因といわれる糖化を抑制します。

意外と簡単!甘酒の作り方

参照:写真AC

【準備するもの】

・米 1カップ
・米麹(乾燥板麹) 200グラム
・水 4カップ
鍋は直径20〜22センチ、容量が15リットル程度のもの

1、米をといで鍋に入れ、水3カップを加えて30分〜60分ひたしておく。
2、鍋を中火にかける
3、沸騰したら弱火にし、フタをして15分かけておく(ふきこぼれに注意)
4、板麹をほぐす
5、鍋のおかゆが炊き上がったら火を止め、すぐに水1カップ加える。
6、へらで全体を1分程よくかき混ぜ、温度を下げる。
7、出来たおかゆに麹を加える。全体をよく混ぜる。
8、鍋にフタをして、バスタオル2枚でくるみ、4〜10時間そのままにする。

炊飯器で作る場合→おかゆを炊いて、麹を加えてもよい。

〈保存の仕方〉

冷蔵庫の場合→粗熱をとり、清潔な保存容器に移して冷蔵庫で保存。
       保存期間は10日間が目安。
冷凍庫の場合→長く保存する時は、保存袋に入れ、空気を抜いて閉じ口を上にする。

甘酒は調味料としても使える!

参照:フリー画像 甘酒ヨーグルト – Bing images

ブドウ糖やオリゴ糖が豊富な麹甘酒は、調味料として、砂糖やみりんの代わりにつかうのがおすすめです。血糖値の上昇もゆるやかなので、糖尿病の方にもおすすめです。
ヨーグルトやパイナップルにお肉を漬け込むと柔らかくなることは知られていますが、同じように麹甘酒でも同じ効果が得られます。まろやかな味わいで、味噌やしょうゆ、オリーブ油やカレー粉、お肉やお野菜にも合わせられます。万能の調味料として、何でも使うことができます

甘酒ヨーグルトは、フルーツを添えても美味しいです。簡単なレシピもご紹介しますので、是非おためしください。

○甘酒ヨーグルト

材料(一杯分)

麹甘酒 150ミリリットル プレーンヨーグルト 50ミリリットル

〈作り方〉

材料をなめらかに混ぜる。
腸内環境を整えながら、すぐにパワーをくれる組み合わせです。

○甘酒のコーンスープ

材料(4人分)

玉ねぎ 4分の1個
オイル 小さじ1
コーンクリーム 1缶分(290グラム)
甘酒 100㏄
無調整豆乳 200㏄
塩 小さじ1
こしょう、ブラックペッパー、甘酒 少々

〈作り方〉

① 玉ねぎはオイルをひいた鍋で炒めてしんなりさせる。
② ミキサーに①とコーンクリーム、100㏄の甘酒、豆乳、塩、こしょうを入れ、なめらかになるまで弱火にかけて、鍋で温める。
③ 器に盛りつけて、ブラックペッパーをかけて完成。



参照:写真AC

最後までご覧いただきありがとうございました。甘酒は飲む点滴と呼ばれるほど栄養価が高いことがわかりましたね!食事に甘酒を活用できるため、普段から摂り入れることができます♪ 美容に効果的なので、ぜひ飲んでみてください!


参照:『知識ゼロからの甘酒入門』料理研究家 石澤清美 医学博士 江田証
『塩麹と発酵食のレシピ』医学博士 白澤卓二 発酵料理研究家 管理栄養士 館野真知子
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