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2017.10.10

『我慢できる』子供に育つ!幼児期に親がしてあげたいこと

『我慢できる』子供に育つ!幼児期に親がしてあげたいこと

「我慢力」という言葉をご存知でしょうか。もともと赤ちゃんには我慢する力は備わっていないので、幼児期は我慢するのが難しくて当然と言えます。

子供の「我慢力」は、幼児期にいかに心の欲求(見たい、行きたい、食べたい等)を充分に満たされて育ったかということが大きく影響していることがわかっています。今日はその「我慢力」についてご紹介しましょう。

「我慢できない子」なのはどうして?

幼い頃、パパやママからいつも「我慢しなさい!」と我慢することを強いられて育った子供は、自分のやりたいことや欲求、つまり子供の「意欲」を阻む親に対して、不満や不信感を抱くようになり、いつも心が満たされないでいるようになります。

その満たされない心の隙間を埋めるために駄々をこねたり、愛情を確かめるために親を困らせたりすることになるのです。

「あなたはどうして我慢できないの?」とパパやママは思うかもしれませんが、実は、それはパパやママがいつも子供に我慢を強いているということの裏返しとも言えるのです。

「我慢力」を伸ばすにはどうすればいい?

幼児期に我慢する経験をしなかった子供ほど、将来我慢できる子になるということが分かっています。子供に「ダメ」「我慢しなさい」と注意するのは簡単ですが、これでは我慢力が育ちません。

パパやママは、もし子供が「このおもちゃ買って~!」と駄々をこねたとしたら、「あなたはこれが欲しいのね」と子供の気持ちを受け止めてあげましょう。「どうしてこれが欲しいの?」と理由を聞くなどして、子供とたくさん話をしてみてみましょう。

このような子供が「やりたい」「ほしい」と思う気持ちや意欲は、子供の成長を支える原動力となるもので、本来はどんどん伸ばしていくべき。一方的にねじ伏せるのではなく、どうしてダメなのか、どうして今我慢しなくてはならないのかを丁寧に言い聞かせるようにしましょう。

すると子供も次第に納得し、自分の気持ちをおさめることができるようになるのです。そして、子供が納得し我慢できたときは、思いきり褒めてあげましょうね!

子供は「妥協」が続くとNG

我慢には「妥協」と「協調」の2種類があるそうです。妥協は、諦めであり、協調は納得して行動することです。子供に我慢させる場合、後者であるべきでしょう。強制的に諦めさせられてばかりいる子供は、自分の殻に閉じこもりがちになってしまいます。

また親が威圧的に子供に我慢を強いていると、親の前では我慢できる良い子をふるまいますが、外では我慢ができず周りに迷惑をかけたり、社会生活でトラブルを起こしたりする子供になってしまう可能性もあります。

子供の意欲や欲求に対しては、時間をかけて親子でたくさんお話をし、子供の言い分をしっかり聞いたうえで、妥協や協調をくり返しながら、子供の我慢力を育てていけるといいですね。

毎日忙しいパパやママにとっては、子供の欲求を全部受け入れることは困難かもしれませんが、できるだけ子供の欲求を受け入れてあげることで、子供は自己主張する力と自己抑制する力をバランスよく育んでいき、将来社会で生きていく大切な力である「我慢力」を身につけてくれるのではないでしょうか。

PHOTO/Alfira/shutterstock
参照/ ベネッセ教育情報サイト「小学校以降の成長のベースとなる「我慢をする力」は家庭で伸ばす!【前編】
アンファン「我慢する力の育て方」
AllAbout「自分で判断し我慢できる子に導く!心の育て方」

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記事提供:ならいごとキッズ マガジン

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