2016.06.09
スマホで日焼けするって知ってた?思わぬブルーライトの影響
スマホやタブレット端末から出ているブルーライト。視力に影響があるといわれ、最近ではブルーライトをカットするメガネまで販売されていますよね。でも、ブルーライトの怖さはそれだけではありません! なんと、浴びると日焼けするというのです。
「日焼け止めを塗っているのに、なぜか日に焼けている」「美白美容液を使っているのに白くならない」…それは、スマホやタブレットの影響かもしれませんよ。
紫外線だけじゃない!日焼けの一因はブルーライトにも
ブルーライトとは、パソコンやスマホ、タブレット端末などのバックライト(LED照明)に含まれる光のこと。中でもスマホは、パソコンよりも多くのブルーライトを発しているため、長時間見続けると目の疲れや視力低下を引き起こすといわれています。
そして、もう1つの影響が“日焼け”。夜寝る前や、子どもが寝静まったあと、ずっとスマホやタブレット端末を使っていませんか? そんな人は注意が必要です。
フランスの研究チームが“スマホ焼け”を解明!
近年、ブルーライトが日焼けをもたらすことをフランスの研究チームが解明しました。周波数が415nm(ナノメートル)のブルーライトを肌に当て、その影響を調べてたところ、3カ月も継続する色素沈着が起こっていたそうです。そればかりか、なんと紫外線を照射したときよりも肌を茶色に変化させたんだとか。つまり、ブルーライトは紫外線よりも、シミの原因をつくることになるのです。
日焼け止めは効果なし…。今後の技術発展に期待
研究結果によると、紫外線用の日焼け止めを塗ってもブルーライトは色素沈着をもたらしたと報告されているので、残念ながら“スマホ焼け”に日焼け止めは効果がないようです。今のところ決定的な防御方法がないのが現状ですが、技術の発展が少しずつ状況を改善してきてくれています。
たとえば、Googleの電子書籍アプリでは、夜が更けるにつれてブルーライトをカットしていく機能がつけられています。具体的には、レッドライトやグリーンライトが徐々に増え、画面が赤みを帯びていくというもの。これはもともと、寝る前に電子書籍を読む人がまぶしくないよう開発された機能でした。ところが、この機能がスマホ焼け対策にも一役買っているというわけです。Apple製品にも睡眠前の夜用画面として同じ機能があるので、気になる人は試してみましょう。
“スマホ焼け”はシミの気になる女性にとっては深刻な悩みなので、解決策が熱望されているはず! 今後の技術開発に期待が集まります。
参照/
マイナビニュース「ブルーライトを浴び続けるとどうなるの? 」
Ameba News [アメーバニュース]「スマホがシミの原因? フランス研究チームが明かしたスマホ焼けの事実」