2017.08.12
食べるだけで記憶力や集中力がUP!?『ブレインフード』を取り入れよう!
『ブレインフード』という言葉をご存知ですか? ブレインフードとは脳を健康的にする食べ物や食べ方のこと。食と脳には実はとても深い繋がりがあって、最近では食品メーカーもブレインフードに注目した食品開発に取り汲んでいます。
今回は、そんな脳に良いとされるブレインフードについて詳しくご紹介します。
ブレインフードとは?
食べ物が脳に及ぼす効果はまだ詳しく解明されていないことも多いですが、いくつかの食品には、次のような脳に良い影響を与えることが分かっています。
- 脳の活性化・記憶力・集中力向上
- 脳の健康
- 認知症予防
- メンタルヘルス
そして、これらに良いとされる食べ物や食べ方のことをブレインフードと言われています。
ブレインフードの代表的な4つの成分
ブレインフードに含まれる代表的な成分は、EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサエキサエン酸)・ホスファチジルセリン(PS)・イチョウ葉エキスの4つです。聞いた事あるものや初めて聞いたというようなものもありますね。
それではこれらの成分が何に効果があるのかをみていきましょう。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
青魚に多く含まれている多価不飽和脂肪酸。脳や神経組織の機能を高める働きがあり、記憶力や学習能力を高めることが期待できます。
EPA(エイコサペンタエン酸)
魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のひとつで、体内では合成することができない必須脂肪酸です。中性脂肪の低下や、血液をサラサラにする働きがあり、DHAとの相乗効果で脳内を健康に保ってくれます。
ホスファチジルセリン(PS)
脳の細胞膜を構成するリン脂質で、“脳の栄養素”とも呼ばれている成分。記憶や学習能力など脳機能の改善や、ストレスをやわらげる働きが期待できます。
イチョウ葉エキス
強い生命力を持つイチョウの葉から抽出されたエキスです。血流をよくして、冷え性や肩こりを改善するのはもちろん、記憶力にも効果があることが知られています。
この食べ物がおすすめ!具体的なブレインフードを紹介!
ブレインフードの成分と効果は理解できたけれど、では実際どの食べ物がブレインフードと呼ばれるの?と思いますよね。それでは実際、上で紹介した4つの栄養素が摂れるブレインフードをみていきましょう。
- DHA…いわし、さば、あじ、さんま、まぐろ、かつおなどの青魚、うなぎ、ナス
- EPA…いわし、さば、あじ、さんま、まぐろ、かつおなどの青魚
- ホスファチジルセリン…大豆・納豆・豆腐・豚肉・鶏肉・卵
- イチョウ葉エキス…一般的な食品からは摂取することはできないので、サプリメントなどを利用しましょう
その他にも、オメガ3系の油を含むナッツ類やカカオ、アボガドなどからも記憶力や集中力を高める効果があると信頼性の高いデータが集まっており、ブレインフードとして注目されています。
これらの食材は毎日取り入れることが理想的ですが、実際のところ難しいですよね。なのでまずは、無理のない程度にこれらの食事を意識して取り入れるように工夫をしてみてください。“日本食”を意識すると、無理なく取り入れやすいかもしれませんね。
ブレインフードと言われる食べ物は、どれもスーパーなどで手に入るものばかり。そして、そもそも栄養価の高いものです。
毎食ブレインフードを取り入れることは難しいかもしれませんが、意識して取るよう心がけるところから始めてみましょう。もちろん、ブレインフードばかりに偏ることなく、栄養バランスよく食事をとることも心がけてくださいね。
PHOTO/GraphicsRF/Shutterstock
参考/
Nadiaいつもの食卓を少し特別に「注目の「ブレインフード」!脳の力をアップさせる食事とは?」
SAFETYJAPAN「特集 脳を長持ちさせるブレインフード」
わかさ生活「DHA」
わかさ生活「EPA」
わかさ生活「ホスファチジルセリン」
わかさ生活「イチョウ葉エキス」
関連コラム
▶嫌いなんてもったいない!脳を活性化させる食べ物と簡単レシピ
▶記憶力&集中力アップ!豆乳を使った簡単朝食レシピ
▶紙の絵本とは違う効果も!?デジタル絵本の魅力とは
▶当日受付もOK!2017年版『こども霞が関見学デー』の見所は?
記事提供:ならいごとキッズ マガジン