2015.09.10
子どものサインを見逃すな!家庭でできる『いじめ発見チェック』
テレビで連日のように報道される、子どものいじめに関するニュース。低年齢化と深刻化が進む『子どものいじめ』は、子を持つ親にとって他人事ではありません。
いじめを受けている子どもも、いじめている子どもも、親に悟られないように振る舞っていることが多いようですが、サインはきっと出ているハズ。そのサインを見逃さないよう、ママとパパは注意しておきましょう!
うちの子、大丈夫かな? 『いじめ被害者チェックリスト』
子どもの様子が急に変わった、体調不良でもないのに元気がない…。もしかしたら。と思ったら、まずは下記の項目をチェックしてみましょう。
【登下校時の様子】
- 朝いつもの時間に起きてこない
- いつも食べる朝食を食べない
- 登校時間になると頭痛や腹痛、発熱などの体調不良を起こす
- 登校しても学校に行かず帰ってくる
- それまで友達複数でしていた登下校を1人でするようになる
- なぜか友達の荷物を持っている
【家庭生活の変化】
- 下を向いて家族と視線を合わせない
- いつもしていた学校の話をしない
- 服に不自然な汚れをつけてくる
- 帰宅するとすぐに自室にこもるようになった
- 体にあざなどの傷をつけその理由を言わない
- 食欲がなくため息をつくことが増えた
- わざとらしくはしゃぐ
まさか、わが子がいじめっ子? 『いじめ加害者チェックリスト』
いじめている側の子どもにも、何らかの変化は起こります。わが子が加害者になっていないかどうかを見極めるには、下記の項目がポイントになります。
- 家庭や塾などでストレスを抱えている
- 先生によって態度を変えている
- 仲良しグループで行動し、友達に指示を出している
- 仲間意識が強く他グループの友達を悪者扱いする
- 特定の友達に対して威嚇するような態度をとる
- 家庭や学校で悪者扱いされていると感じている
- 仲良くしていた友達に突然きつい言葉を使うようになった
上記に紹介したチェックリスト以外にも、確認すべきことはたくさんあります。子どもの変化にすぐに気づいてあげられるように、まずは普段の行動を知っておいてください。
また、学校での話は欠かさずに聞いておきましょう。そして、保護者同士の横のつながりをつくっておくと、いざというときにも心強いですよね。
もし、少しでも当てはまるようなら、まずは担任の先生に相談を。その際は、自分の子どもを守れるのは親だけですが、大騒ぎして子どもを傷つけないように、慎重に動くことも忘れないでくださいね!
参照/
いじめ総合対策サイト
兵庫県教育委員会「いじめ早期発見のためのチェックリスト」
茨城県「家庭用いじめチェックリスト」
All About「子供がいじめ加害者になったときにとるべき親の態度」
ナミエマユコ
大自然と動物と、美味しいものが大好きなフリーライター。最近一児の母になりました。なってみて解ったのは、子育ては幸せな反面、悩みも尽きないってこと。そんな悩めるママたち...
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