2015.11.16
家事と気分を妨害する強敵、冬の手荒れ対策法まとめ
子どもの食べこぼしやおもらしなどなど、毎朝衣類を手洗いしているママも多いことでしょう。
夏場はなんでもなかったのに、空気が乾燥しだすとやってくる手荒れ。毎年のことだからと諦めていませんか? 手荒れがひどくなる前に、今年は徹底的に対策してみましょう!
まずは原因から追求! どうして手荒れするの?
手荒れになる主な原因は、皮膚のバリア機能の低下。通常は、皮脂腺で分泌される皮脂と、汗腺から分泌される水分が混ざって、乳化した皮脂膜が肌を保護してくれます。
しかし皮膚の新陳代謝が下がり汗をあまりかかない冬場は、バリア機能が下がったり破綻しやすい時期になります。
そんな状態で水仕事などの家事、パソコンのキーボードを打つなどしていると、すぐに手荒れが始まります。さらに始まった手荒はこのように進行していきます。
【初期】指先だけにカサつきを感じる。
【注意期】手全体にカサつきが広がる。さらに進むと指紋が消え、皮がむけ、軽いひび割れが発生。
【進行期】肌がごわつく。ひび割れに加えて、赤みが目立ち、血がにじむ。
【重症期】赤く腫れてかゆみをともなう。割れると痛みが走り出血する。
【最重症期】痛みとかゆみがひどくなる。水膨れが見られ、指が曲げにくくなる。
あれこれやって失敗したママ必読! 手荒れの改善方法
すでに手荒れが始まってしまった、もしくは一年中手荒れをしているというママにオススメの改善方法を紹介します。
手荒れをしているときは、基本的に洗剤などを扱うときはゴム手袋をして、直接肌に触れないようにしましょう。
【初期】段階では、水仕事をしたあとタオルで押し付けるように水分を拭き取り、ハンドクリームを手のひらで温めて塗ります。
【注意期】に入ったら、木綿の手袋を用意。初期段階のケアに加えて、寝る前に手袋をつけて寝ましょう。
さらに【進行期】になったら、皮膚科を受診してみましょう。ステロイド剤の処方が一般的なので、薬をつけたあとハンドクリームを塗り木綿の手袋をつけて手を保護します。
【重症期】や【最重症期】になると、それまでのケア方法に加えて、飲み薬とステロイド剤の併用が効果的です。(妊娠中や授乳中のママは、飲み薬の使用は避けてください!)
ステロイド剤は患部の症状がよくなってきたら、使用回数を徐々に減らします。よくなったからといってすぐに止めてしまうと、すぐにひび割れが再発することもあります。
手荒れがひどいと、当然のことながら毎日の家事が億劫になります。特にこれからの時期は悪化が早いので、初期段階でケアしておきましょう。
少しくらいならと直接洗剤を手で触ると、一度でひび割れすることもあります。面倒でもこまめにケアすることが大切ですよ。
ナミエマユコ
大自然と動物と、美味しいものが大好きなフリーライター。最近一児の母になりました。なってみて解ったのは、子育ては幸せな反面、悩みも尽きないってこと。そんな悩めるママたち...
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