2016.03.28
衣替え前にやっておきたい!ニットの『毛玉とり』

寒さが和らいで春らしい暖かい気候になってきました。冬の間にお世話になった洋服たちを片付けてクローゼットの中を春仕様に変えたくなりますね!
そこでぜひ済ませておきたいのが、ニット類の『毛玉とり』。お気に入りの洋服が来年も活躍できるよう、ひと手間かけてから片付けるようにしましょう。
毛玉ができる原因は“摩擦”
せっかくのおしゃれなセーターも、毛玉ができてしまっていては魅力も一気にダウン。そもそもあのいや~な毛玉は何が原因でできてしまうのでしょう? その答えはズバリ“摩擦”です。着用時や洗濯による摩擦が原因で、繊維の表面が毛羽立ち、やがて団子のような塊の状態になって毛玉ができあがります。
アクリルやポリエステルなどの合成繊維でできている衣類は特に毛玉ができやすいです。反対にカシミアやアンゴラ、ウールなどの素材は毛玉ができにくく、できてしまっても取りやすいというメリットがあります。ただ、これらの素材は値段も高価なものが多いのが特徴です。
毛玉を防ぐには、日頃のちょっとしたお手入れを怠らないこと!
お気に入りの洋服だからと言って毎日のように続けて着ていると、その分毛玉ができるリスクも増えてしまいます。1日着たら数日休ませるように意識しましょう! それだけでも毛玉ができるのをある程度抑えることができます。そして着た後には洋服ブラシでブラッシングを。絡まってしまった毛羽を整え、ホコリも落とせて一石二鳥です。
また、汚れてしまったときにはできるだけ手洗いするのがオススメ。ニットは裏返してたたみ、やさしく押し洗いしましょう。自宅で洗う場合は、まず服に付いている洗濯絵表示をしっかり確認してくださいね!
それでも毛玉ができてしまった場合の処理法
いくら普段からケアしていたとしても、完全に毛玉を防ぐことはむずかしいですよね…。ただし、できてしまった毛玉を無理やり手で引っ張って取ろうとするのは厳禁です! その部分だけ衣類が薄くなってしまいますよ。
そこで、簡単に取る方法としてまず思いつくのが『毛玉取り器』。数千円位のものが主流ですが、最近は100均などでも手に入ります! 衣類をなぞっていくだけで簡単に毛玉がすっきり取り除けるのですが、気を付けて使わないと衣類が機械に挟まって穴があいてしまったり、傷んでしまったりといった失敗もあります。
また、身近にあるものではハサミを使用するのも手です。眉毛用のハサミなど小さめのもので、慎重に・丁寧に取ってみてください。
毛玉取り器もハサミもちょっと面倒だな、と思った方には、他の身近なものでできる毛玉取りの裏技をご紹介します。
食器洗い用のスポンジ
食器洗いで使うスポンジの固い面を使って毛玉をなぞるようにします。するときれいに毛玉を取り除くことができるという裏技です。
T字カミソリ
T字カミソリをニットの表面に滑らせて毛玉を取る方法です。生地をしっかり伸ばした状態にしておくことが衣類を傷めないコツです。
アルミホイルやラップのギザギザ
アルミホイルやラップのギザギザの部分を使う方法。衣類を床などの平らな面に置いて、毛玉部分をそぎ取るようなイメージでなぞります。
ただ、どの裏技も必ず目立たない箇所でテストをすること、そしてやり過ぎないことが大事です。周りの糸や生地まで切ってしまうこともあるので、十分に注意しながら行ってくださいね。
お気に入りの洋服は長く大切に着たいもの。毛玉をすっきり取り除いたニットは新品のような輝きを取り戻すことができます。面倒に感じる作業かもしれませんが、毛玉が取れてきれいになっていく様子は見ていて気持ちがいいですよ!
本格的な春を迎える前に、衣類の毛玉とさよならしませんか?
参照/
Our favorite knit「ニットと毛玉」
東京都クリーニング生活衛生同業組合「毛玉について」
洗濯・染み抜きドットコム「毛玉取りの裏技」

mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
詳しくはこちら