2015.10.31
きょうだい希望なら要チェック!経済的負担が少ないのは何歳差?
経済的余裕があれば、子どもは何人でも欲しいというママも少なくないですよね? 実際、子どもを育てるには、教育費などたくさんの費用がかかります。
また二人目などのきょうだいを考えるときには、上の子との年の差が気になるところ。では、子どもは何歳差なら経済的に負担が少ないのでしょうか。
子どもにかかる教育費は?
まずは、子ども一人にかかる教育費を紹介します。大学卒業までにかかる平均的な費用は、全て国公立で約1,000万円、全て私立の場合は約2,300万円にもなります。
学校が公立か私立かによって、かなり金額の差があります。また子どもの教育費は、それぞれの家庭の教育プランによっても変わってきます。
次に上の子と下の子の、それぞれの年齢差による家計に関わるメリットとデメリットを紹介します。
1歳、2歳差
【メリット】
子どもの年齢が近く、性別が同じだと、服や物のおさがりがすぐに使えるので、その分お金がセーブできます。学校の入学や卒業の時期が被らないため、まとまった支出が少なく済みます。
成長によっては、トイトレなどをきょうだい同時に進められるなどといった利点も。
生まれてから数年は大変ですが、一気に育つので子どもが就学してからはママにも比較的早く自由な時間ができます。
大学生になり、子どもたちが実家から離れて一人暮らしをする場合。兄弟が通う大学が近ければ、兄弟で同居させることもできます。その分仕送り費用を抑えることができるかも。
【デメリット】
教育費のピークを迎える大学在学中は負担が大きく、家計が苦しくなる可能性があります。計画性を持って準備することが必要になります。
3歳差
【メリット】
中学と高校受験の時期が被る3歳差。家族全員で受験に備える環境作りをすることができます。受験と入学シーズンがまとめて終わるので、その後は落ち着いて過ごせるでしょう。
また同性の場合、兄弟が同じ学校に行くとすると、上の子が卒業後、下の子が入学なので、上の子のお下がりが使えます。
【デメリット】
中学と高校の受験・入学が一緒になるため、まとまった費用が必要になります。また入学式や卒業式等のイベントの日程が、重なってしまう可能性があります。
5歳差
【メリット】
子どもの教育費の支払い時期が重ならないため、家計の負担が分散されます。受験の時期も被りません。子育てでは、上の子が下の子の面倒をよく見てくれることが多いようなので、余裕をもって子育てが出来そうです。
【デメリット】
上の子のおさがりが古くなり、育児グッズも新しいものがたくさん出ているので、結局新しく買うことが多くなります。
どの年齢差でもメリット、デメリットがあるため「経済的に楽!」ということはないかもしれません。ただし出費が重なる時期は避けたいなど、家庭ごとに考えも違ってくると思います。
もちろん計画した通りに妊娠できるわけではないですが、何歳差で出産したいかを考えておくことも大切かもしれませんね!
参照/ハピマミ「経済的に楽な子供の年の差は……5歳? 2歳? 3歳?」
文部科学省「第1章 家計負担の現状と教育投資の水準」
椎名恵麻
4歳女の子のママ。2010年よりフリーライターとして活動中。得意分野は美容、ファッション、エンタメ、旅行など。アメリカやカナダに留学経験があり、海外ゴシップ、セレブ美容にも...
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