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夫婦

2015.11.29

『避妊』どうしてる?パパに知ってもらいたいコンドームとピルのこと

『避妊』どうしてる?パパに知ってもらいたいコンドームとピルのこと

子どもがいる生活は、それを望む夫婦にとってはとても幸せなものです。その一方で、実は全女性の15%が人工妊娠中絶を経験している、というデータもあります。

大切なママの体のために、「パパにも知っていてほしい!」避妊のポイントについてまとめてみました。

次の子を産む準備ができていないなら、やっぱり避妊が大切

人工妊娠中絶は、ママの体にとても大きな負担となります。

子宮などが傷ついてしまうこともありますし、ホルモンバランスは「妊娠→妊娠の中断」で、急激に変化します。また、当然手術の際には十分に配慮されていますが、術後は感染症にも気を付けなければなりません。

そして、時に体よりも大変なのが、心にかかる負担です。産みたいと思っていたにせよ、そうでなかったにせよ、ママの精神的な負担は、とても大きなものになってしまうことが多いです。

産みたい気持ちがない場合はもちろんのこと、たとえ産みたい気持ちがあっても『育てられる環境』がないのであれば、やはり避妊はしっかりとしておきたいですね。

『ピルとコンドームでは全然違う!』と知っていますか?

どちらも代表的な避妊法ですが、この2つには大きな違いがあります。それは『避妊の失敗率』と『性感染症予防』です。

正しく使ったときの失敗率は、ピルは0.3%、コンドームは2%程度と言われています。なんと数倍もの差で、ピルの方が避妊成功率は高いのです。

一方で、ピルには『性感染症は一切予防できない』という弱点もあります。簡単に感染してしまうポピュラーな性感染症でも、不妊を招いてしまうことや、生涯治らないものがあります。

お互いに感染症を持っていないことが確認できていない場合、コンドームは必需品なのです。

避妊のためには「ピルとコンドームを両方使う」のがよさそうですね。今までピルを使ったことがなくても、授乳が終わっているならば、導入してみるチャンスかもしれません。

「避妊に失敗した…!」そんな時に頼れる緊急避妊は、72時間が勝負

避妊に失敗してしまったり、なにか犯罪に巻き込まれてしまったりした場合でも、事後に避妊ができる『緊急避妊ピル』というものがあります。

昔は緊急避妊用の薬ではなく、中容量のピルを代替していたため、副作用はとても強く、辛いものでした。けれども『ノルレボ』という専用の薬が認可されたおかげで、副作用はとても軽くなりました。

不安のある行為があってから72時間以内に、産婦人科などで処方してもらいましょう。72時間を過ぎると、避妊効果が激減してしまいます。
(犯罪被害による場合は、警察に届けることで、費用を支援してもらえる場合があります)

インターネット検索や直接問い合わせるなどして、行こうとしている病院が処方してくれる場所かどうかは、事前に確認しておきましょう。

避妊に成功する可能性の高さや、体への負担を考えれば、緊急避妊よりも「いつもしっかり避妊する」方が、断然確実です。けれど、何事にも失敗はつきものですよね。

『もしものとき』のことも考えつつ、パパにもちゃんと知ってもらった上で、楽しい夫婦生活が送れるようにしたいですね。

佐原チハル

佐原チハル

2013年、無痛分娩にて出産。ハニーと二人三脚、子育て奮闘中のフリーライターです。執筆内容は、コラム・書評・ゲームシナリオなど雑多。性や恋愛に関するユースワーカー業・書店...

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