2017.04.25
ずっと悩んでいたのに1週間で改善!?子どもの“箸の持ち方”矯正体験
子どもの箸の持ち方がおかしい、食事のたびに注意をするけれど、直らない…。という悩みを抱えているご家庭も多いのではないでしょうか。
筆者も、当時小学校1年生の子どもの箸の持ち方がなかなか直らず、悩んでいたママの一人。どうしたらストレスなく直すことができるのか実際に試行錯誤してみたので、その方法をご紹介します。
大人でもお箸が持てない人は多い?
Photo/wavebreakmedia/Shutterstock
日本人の大人なら、箸は正しく持てて当たり前。そう思っている人も多いかもしれません。でも、目白大学の調べによれば、箸を正しく使える人は、40~50代でもなんと3割台!
子どもに偉そうなことを言う前に、自分の持ち方が正しいかどうか、しっかりチェックしておいたほうがいいかもしれませんね…。
大人ですらこんな状況なのですから、子どもがなかなか上手に箸を持てないのは当たり前。まずは焦ることをやめましょう。ただし、間違った持ち方をしてしまうと、大人になってから直すのは大変になってしまいます。早めから注意しておくことは大切。気長にしっかり取り組みたいですね。
では、実際に筆者が試して効果的だと感じた方法を3つご紹介します。
やってみて効果的だった!箸の持ち方矯正法3つ
(1)動画を観ながらやる
箸で食べ物を挟む際は、上の箸のみを人差し指と中指で上下に動かします。親指は箸の太いほうから3分の1くらいの位置で、そえるように持つそうです。
親がお手本をみせてあげるのもいいのですが、箸専門店などが持ち方を説明してくれている動画もあります。
子どもと一緒に、まずはこういったものを観てみるといいでしょう。家族で観れば、パパ・ママの持ち方があっているかどうかもチェックできますね。
我が家では、本格的に矯正しようと決意して一度観たあと、確認のために2~3回チェックしました。
(2)グッズを利用する
エジソンのお箸 kids 右用
出典:Amazon
『エジソンのお箸』シリーズに代表されるように、お箸の持ち方をサポートしてくれるグッズもオススメです。
このシリーズ、筆者は幼い子向けのものしかないと思い込んでいたのですが、2歳前向けからなんと成人用まであります! 我が子は左利きなのですが、ちゃんと左利き用も販売されているので、うれしかったです。
(3)1本だけで「1」を描くなどのトレーニングをする
箸の持ち方で肝になるのは、上の箸の動かし方。まずは上の箸1本だけを中指と人差し指で持って、親指をそえます。それから上下に“1”の字を描くように動かす練習をしてみましょう。そのあとに下の箸を足して練習すると、スムーズですよ。
これはよく紹介される方法ですが、夕食時に毎日やっていると、かなり上達しました!
我が家の場合…鉛筆の持ち方を直したら箸の持ち方も直った!
筆者が動画を観ていると、箸の持ち方と鉛筆の持ち方には通じるものがあるということを知りました。
そして、再度チェックしてみると、実は鉛筆の持ち方も間違っていたのです…。箸も鉛筆も両方とも、本来は下から支えるべき中指が上にきて、人差し指にかかってしまっていることが判明しました。
そこで、『エジソンのお箸』で箸の持ち方を矯正すると同時に、鉛筆の持ち方を補助してくれるためのグッズも使用しました。
プニュグリップ
出典:Amazon
鉛筆に取り付けて、くぼみに指がフィットするように持てば、それだけでOK。
これなら、カラフルなので鉛筆がかわいく見えますし、小学校に持って行っても“いかにも矯正中”という感じがせず、恥ずかしくなかったようですよ。4つ入っているので、家庭でも学校でも塾でも使用でき、付け替える面倒がなかったです。また、こちらも左利き用が販売されています!
そして、鉛筆・箸の同時矯正を始めたら、1週間経たないうちに、正しく持てるようになりました!
小さい子がお箸を上手に持てていると、それだけでも「きちんと練習したんだな」という印象を受けますよね。感情的にならずに(というのが難しいのですが…)親子でトレーニングしていきましょう!
PHOTO/Julia Kuznetsova/Shutterstock
参照/
NIKKEI STYLE「その箸の持ち方 大丈夫? 正しい人は30代でも3割」
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
詳しくはこちら