2016.05.04
祖父母との子育てに関するジェネレーションギャップを埋める方法
仕事や急用の間、子どもの世話を引き受けてくれるおじいちゃんおばあちゃんは、なんとも心強い存在です。でも、子育てに対する考えにジェネレーションギャップを感じることも多々あります。
そのため最近では、子どもの親と祖父母間の溝を埋めるための方策を取る自治体まで登場。子育てに関するジェネレーションギャップとはどんなものか、埋めるための工夫にはどんなものがあるのか、まとめてみました。
食べ方から抱き方まで、あらゆるところにジェネレーションギャップ!
子育てをめぐるジェネレーションギャップは、日常のあらゆる部分に潜んでいます。
たとえば、おじいちゃん、おばあちゃんが自分で使った箸で孫に食べ物を与える一コマ。昔なら愛情あふれる家族の風景だったかもしれませんが、今は大人の口にある虫歯菌を子どもに感染させかねないためNGとされていますよね。食べ物を噛んでから子どもに与える行為も同様です。
また、以前なら「ぐずったとき、すぐに抱くと抱き癖がつく」といわれたものですが、抱っこは子どもに安心感を与えるので、最近はむしろ推奨されています。首の据わっていない赤ちゃんには不適当な、おんぶひもの多用もしかり。その点、抱っこひもなら、赤ちゃんも家族の顔が見えて安心ですね♪
子育ての昔と今をイラスト付きで解説。祖父母手帳を役立てよう
埼玉県さいたま市では『笑顔をつなぐ孫育て 祖父母手帳』を配布。ここでは、子育てに関する昔と今の常識の違いをはじめとした子育てのノウハウが、祖父母世代に向けてイラスト入りで解説されています。
双方の対立に発展するおそれもある、祖父母と父母間のジェネレーションギャップ。それを防ぎたいとの思いから登場したこの手帳の内容をおじいちゃん、おばあちゃんと共有すれば、子育てがぐっとスムーズになりそうです。手帳のデータは、さいたま市サイトからダウンロードできますよ♪
分かり合うことが、ジェネレーションギャップをなくす
ジェネレーションギャップを、上手に埋める方法…。それは、1にも2にもコミュニケーションです。昔の常識が今はそうでないとはいえ、おじいちゃん、おばあちゃんも孫のためを思ってやっていること。
まずはそれに対する理解を示したうえで、今は昔と違うことを、筋道立てて説明しましょう。言葉の説明だけでは難しい場合、公的機関が配布している冊子や育児本などを一緒に見ると、説得力も増します。相互理解を深める地道な努力から、ジェネレーションギャップをなくす第一歩が始まります。
難しい問題に見えるジェネレーションギャップも、話し合うことで十分なくすことが可能です。たくさんの大人にかわいがられれば、子どもの幸せ度、安心感も倍増♪ 上手に歩み寄って、おじいちゃん、おばあちゃんを子育ての強い味方にしちゃいましょう!
参照/Yahoo!知恵袋「子育てのジェネレーションギャップ – ただいま妊娠五ヶ月前の…」
さいたま市「孫育てを応援!「祖父母手帳」をご利用ください」
HUFF POST「「祖父母手帳」、さいたま市が配布 その背景は?」