あなたの夫はちゃんと知ってる!?20代男性の70％が『妊娠』の正しい知識がない事実が判明！

『ゲンナイ製薬』が、20～29歳の1,000人の男性に対して『20代男性の妊活に関する意識調査』を実施したところ、とても興味深い結果が出ました。

それは“多くの男性が妊娠（妊活）に対する正しい知識を持っていない”ということ。近年妊活をする夫婦が増えているにも関わらず、男性の知識がそれに追いついていないとも思われるこの状況を、あなたはどう考えますか？

妊娠する確率、タイミングを誤解している男性も多い

健康な男女が排卵に合わせて1回の性交渉を行った場合、妊娠する確率ってどのくらいだと思いますか？　正解は約15％です。しかし20代男性のアンケート回答は次のようなものでした。

『100％』…4.8％
『80～100％未満』…12.5％
『60～80％未満』…24.5％
『40～60％未満』…23.9％
『30～40％未満』…13.5％
『30％未満』…20.8％

驚いたことに、80％近くの男性が実際の確率よりも高く見積もっていることが分かりますね。

もちろん、学校の授業などで避妊の重要性を習ってきたという背景もありますが、妊活という視点から考えると多くの男性は“子どもが欲しいと思ったらすぐにできる”と勘違いしているともいえるのです。

また他にも、“射精はなるべく頻繁に行った方が元気な精子がつくられて妊娠しやすくなる”ということを知っている男性は半数ほど、“妊娠しやすいタイミングは排卵日の当日ではなく2日前から前日である”ことを知っている男性は約33%しかいませんでした。

妊活には積極的な反面、女性側との意識の違いが浮き彫りに

そこで、将来的に子どもが欲しいと望んでいる男性に対して“仮に、将来的に不妊で悩むことがあった場合”にという想定で質問をしたところ、“検査や治療に費用がかかっても諦めたくない”と答えた人は80％以上でした。

ほとんどの男性は、不妊治療に夫婦で協力して積極的に取り組みたいと感じているようですね。

ただ、実際に“医療機関での検査や治療をする”と答えた男性は4人に1人の割合という低い結果に。“不妊治療は女性が主体で行うもの”という意識がいまだ根強く、男性が検査や治療を行うことに対して抵抗感を感じている場合が多いというのが現実のようです。

不妊治療への知識や理解がかなり深まったように思える今の時代でも、まだまだ誤解は残っているようです。女性ばかりが主体になるのではなく、本当の意味で“夫婦一緒に”取り組むのが妊活です。

2人目が欲しいけどなかなかできない、と悩んでいるママは、もう一度夫婦で“正しい妊活の知識”を共有してみるのも良いのではないでしょうか？

PHOTO／Antonio Guillem／Shutterstock
参照／ ゲンナイ製薬「20代男性の妊活に関する意識調査」