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2017.02.04

子どもの入園・入学後に虚無感に襲われたら、それって『空の巣症候群』かも!?

子どもの入園・入学後に虚無感に襲われたら、それって『空の巣症候群』かも!?

子どもが進学や就職、結婚などで自立したあとに、それまで子育てを生きがいにしていた主婦が急に喪失感や虚無感に襲われてしまうことを、親から巣立っていく鳥に例えて『空の巣症候群』と呼びます。

主に40~50代くらいのタイミングで陥りやすいといわれていますが、実は子どもが幼稚園小学校に進むタイミングも要注意! 私たちママプレス世代にとっても案外身近なのです。

不安感や自信喪失、不眠…具体的な症状とは

鳥の巣症候群は、子どもが巣立ったあと現われることが多く、それまで忙しく育児に励んでいた母親が急に自分の役割を失ってしまったような感覚に陥ってしまうことです。

症状は身体的なものと精神的なものに分けられます。

  • 精神的症状…言いようのない寂しさ、虚無感、焦燥感、自信喪失、不安感など
  • 身体的症状…頭痛、肩こり、吐き気、食欲不振など

これらはうつ症状や自律神経失調症ととてもよく似ているため、本人も気がつかなかったり病院などで診察を受けても誤診されてしまったりすることもあります。

“子育てが生きがい”のママこそ気をつけて!

空の巣症候群になりやすいのは次のような人だといわれています。

  • 内向的で人づきあいが苦手
  • 子育てを生きがいとしている主婦(特に専業主婦)
  • “友だち親子”のような関係性を築いてきた母親

「子育てこそが自分の生きがい!」「母親として完璧でありたい!」と一生懸命がんばってきたママほど、子どもが自分のもとから離れて新しい環境に旅立って行くときに喪失感が大きいといいます。

また、最初にも触れたようにこれは“子育て終了”期の母親だけでなく、“幼稚園入園”や“小学校入学”などのタイミングにあるママたちにもいえること。今まではずっと一緒に過ごしてきた子どもが、社会への第一歩を踏み出して少し自分の手を離れてしまうと、急にぽっかり心に穴が空いてしまったような感覚に陥るママはたくさんいるのです。

「自分の時間があんなに欲しかったのに、いざとなると寂しい」「自分だけが家の中にとりのこされてしまったように感じる」。心身ともにバランスが取れなくなるほど不調を感じるようになってくるとそれは空の巣症候群になっている可能性ありです。

空の巣症候群の対策法

もしも、空の巣症候群になってしまったらどうしたら良いのでしょう。ほとんどのケースは特別な治療などが必要ないため自分で対策できます。

まずは、ゆっくりと体と心を休めて何も考えずに過ごす時間を持つなどリラックスした状態を心がけるようにしましょう。気持ちが少しずつ落ち着いてきたら、今度は何か趣味を見つけたり習い事を始めたりするなどして没頭できることを探してみると良いかもしれません。

これまでは子ども中心だったというママは、これを機にパパと夫婦のコミュニケーションを取る時間を増やしたり共通の趣味などを見つけるなどして“二人の時間”を楽しむ工夫をしてみても良いですね。

それでも改善しないのであれば、心療内科やクリニックなどを受診してみることをおすすめします。

子育ての期間は長いようで本当にあっという間。その時間を一生懸命全力でがんばることは素晴らしいことであり、決して悪いことではないのです! ただ、それと同時にいつかは自立して一人の人間として子どもを旅立たせることも私たちママの大切な仕事です。

“木の上に立って見る”と書いて『親』という字になるように、ある程度の時期が来たら親は少し離れた場所からそっと子どもを見守るのが自然な流れなのです。“寂しいな…”という感情だけでなく、“成長してくれてうれしいな”という気持ちでいられると、きっと子どもの自立もハッピーな気分で迎えられるかもしれませんね。

参照/ 「空の巣症候群」でお悩みの方へ
Allabout健康・医療「子供の自立後の『空の巣症候群』を乗り越える」

mamaPRESS編集部

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mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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